古典

「刎頸之交」の授業

8組での授業。「刎頸之交」の2時間目。音読をクラス全員でさせてみるが、相変わらず自信のなさそうな小さな声である。そこで、再び音読練習を繰り返させ、その後で全員で音読をする。ようやく満足できるレベルになる。 その後、口語訳を進める。『明説漢文』…

「祇園精舎」の暗唱

2組での授業。このクラスだけは進度が他のクラスと違い、すでに「刎頸之交」を昨年末に終えている。そこで、今日は「平家物語」に入り、その文学史的位置や内容について説明した。 そして、「平家物語」導入の定番である「祇園精舎」の暗唱をさせた。これは…

「刎頸之交」の授業

8組での授業。後期中間テスト以降、初めての「授業」である。この間に2回授業はあったのだが、どちらもかるた大会の練習をしていたからね。久しぶりに教室で行う授業である。 2組ではすでに終わっているこの「刎頸之交」を、8組と10組ではこれから行う。それ…

「刎頸之交」が終わった!

2組での授業。「刎頸之交」を快調に口語訳する。どんどん口語訳をさせ、漢文の句法テキストを参照させて訳し方を確認させ、口語訳を修正させる。単調で、中には居眠りをした生徒も出てしまったが、ある面、こうした漢文の口語訳のスタンダードな方法を刷り込…

百人一首かるた練習の最後

10組の授業。かるた練習の最後を飾るのは我がクラスである。 セミナーハウスの和室に彼らを連れて行き、今日は55分授業で短かったが、かるた会を楽しんだ。このクラスにしては意外にも、かるたを読む合間合間に静寂が訪れることが多かった。他のクラスでは一…

「刎頸之交」の授業

2組での授業。2組だけはどんどん授業があって進んでいく。困ったものだ。 「刎頸之交」をどんどん解釈させ、重要語や句法の説明をしていく。順調である。生徒は何となくだるそうに見えるけれど……。

百人一首100首を約3回読んだら疲れ果ててしまった

2組と8組の授業。今日は2クラスとも百人一首かるた練習会である。セミナーハウスに生徒を来させて、畳の部屋でかるた会を行う。本当に、他の授業でこの部屋を使えないかなぁ。畳の部屋で授業をするのはすごく良いかもしれない。 各クラスともまずは対戦を1回…

「刎頸之交」に至る活躍を見よ

2組での需要。今日は予定を変更して教室で授業をする。漢文「刎頸之交」を扱う。 教科書ではまさに「刎頸之交」の箇所しか取り上げていないので、そこに至るまでの話を『十八史略』から切り貼りプリントを作成して生徒に示す。 しかし、やはり『十八史略』は…

採点驀進中!

2組での授業。しかし、今日は採点が終わったテストを返し、解説をした。その後、百人一首のテキストを開かせ、歌を覚えさせるとともに、歌の解説や文法事項の確認などの学習をさせた。これをもっと自由にさせると良かったかな。 今週中はかるた取りの練習な…

かるた大会練習進行中

2組での授業。だが、このクラスもかるた大会の練習を行う。まだまだテストの採点が終わっていないため、しばらくこのままだなぁ。 それぞれのクラスはそれぞれの表情を見せる。そして、こうしたかるた大会の練習なぞをしていると、普段の教室とは全く違った…

百人一首練習会スタート

今日から勤務を再開した。そして8組の授業があった。 この時期の1年生は毎年恒例で百人一首かるた大会の練習を授業で行う。本校の伝統行事、かるた大会が1月11日に開催される。その練習でもあり、何より百人一首かるたという日本の誇るべき伝統に触れさせる…

試験直前の駆け込みセーフ

8組、10組、2組での授業。今日は古典の3クラス全てに授業がある。「唐詩の世界」から、李白の「静夜思」と杜甫の「登高」を扱うわけだが、8組と10組はすでに「静夜思」を終え、「登高」をじっくり説明することができた。しかし2組は2編の詩を一度に説明しな…

「『静夜思』っておもしろいと思った」

10組と8組での授業。8組は「桃花源記」の最後の部分を口語訳し、この文章に込められた陶淵明の思いを解説した。その後、漢詩の決まりの定着を図る。 10組は漢詩の学習に入っていった。取り上げるのは李白の「静夜思」と杜甫の「登高」である。李白・杜甫とい…

漢詩ワールドへようこそ!

10組の授業。今日から漢詩に入る。 まずは「桃花源記」の背景とその意味について解説する。こうした文章を理解する場合、その時代背景を知るのが不可欠である。またそれを知ることによって、ぐっと意味合いが開けてくる。 その後、漢詩の決まりを確認する。…

桃源郷への道遠し……

さて、今日は2組と8組の古典があった。どちらも「桃花源記」のほぼ同じ箇所、漁人が桃源郷の村人たちにもてなされる場面からスタートする。ここには「不復〜」が2箇所出てくる。それぞれ否定の強調と部分否定で解釈すべきものだ。そこで、その2箇所を指摘さ…

「桃花源記」終了

10組と2組での授業。10組は「桃花源記」をほぼ終え、2組は口語訳をようやく始めるという、きわめて対照的な展開となってしまった。もっとも、10組は来週2回の授業を残すのみだし、2組は今日を入れて残り5回ある。まあ、何とかなるだろう。

「桃花源記」の授業

8組と2組での授業。2組はまだ土佐日記のまとめをやっていたが、8組と昨日の10組は漢文を扱い、「桃花源記」の口語訳に進んだ。 とはいえ、この文章はすらすらと読めるようになるのが最重要事項で、読めさえすれば、そして教科書の注を活用すれば、話の内容は…

陶淵明のターニングポイントを探る

10組での授業。助動詞の小テストを終え、今日から漢文に入る。扱うのは陶淵明の「桃花源記」である。実は私は、「桃花源記」を扱うのは初めてか、極めて久しぶりである。非常に興味深い、良い話なのだが、句法的に単純なので、なかなか今まで扱えないでいた…

漢文のおさらい

昨日の授業記録をつけておこう。 古典は8組と10組での授業。どちらも特別授業とし、漢文のおさらいをする。 というのも、先月行われた実力テストの採点が終わり、案の定、漢文の出来が非常に悪かったのだ。そして、考えてみれば漢文は夏休み前に授業をやった…

「……ましかば〜ましや」の効果

2組と8組での授業。2組はようやく助動詞小テストのアナウンスができた。来週実施することになる。このクラスもだいぶ間が空いてしまい、8組がもうじき終わるという「帰京」を最初から訳していった。進んでいくごとに説明すべき箇所を思い出してくる。同じ内…

「入る」は「いる」なのだね

8組での授業。「帰京」の3時間目かな。予告していた助動詞の小テストを行い、その後に口語訳を順調に進めていく。 このクラスの生徒が昨日質問してきて、「入る」は「いる」と読むのではないか、と聞かれた。私はそれを「はいる」と読んでいたのだ。その後で…

助動詞小テスト開始

8組と10組での授業。「帰京」をどんどん口語訳させる。 10組では授業の始めに助動詞の小テストを実施する。10点満点で、9点以上が合格。不合格だった者は再テストを受ける、ということにした。これをしばらく続けていくつもり。助動詞全部を終えるまでだから…

50分授業の慌ただしいこと!

今日は、後述する芸術鑑賞会のために、午前3コマ授業のみ、しかも50分授業であった。多くの県内の高校は55分授業を実施している。だから、50分授業とはその55分授業に近い時間であろう。私はどうもその「短い」時間に耐えられない。あまりに慌ただしいのだ。…

紀貫之の自邸はどんな規模?

8組、10組、2組での授業。10組のみは「亡児」の最後の場面を扱ったが、8組と2組では「帰京」に入る。この「帰京」では、貫之が京都の自邸に帰り着いた時、自分の家が荒れ果てていることを嘆く場面から始まる。隣家の人に管理を任せておいたのに、である。そ…

「数は足らでぞ帰るべらなり」の悲痛

8組と2組での授業。土佐日記「亡児」の最終場面である。土佐をいよいよ離れようとする場面で、幼い女の子を土佐の地で亡くした母が悲しみ嘆く。それを見て作者が「北へ行く雁ぞ鳴くなる連れて来し数は足らでぞ帰るべらなり」の古歌を思い出して、自分の歌を…

「いかで〜もがも」ってどう訳す?

2組での授業。以前にこのクラスでは重苦しい雰囲気が漂ったことのある、昼休み後の4限の授業であった。でも、今日は生徒が非常に集中していて、しかも暖かな雰囲気で授業を受けてくれた。これは良かったね。 さて、土佐日記「亡児」の3時間目である。紀貫之…

ダブルヘッダーの午後

8組と10組での授業。特に10組は、今日から修学旅行に行った同僚の代わりに授業をすることになり、もともとあった授業に加えて午後の2時間連続で古典をすることになった。自分のクラスだし、私の方は何の問題もなかったが、生徒の方は大変だったかな。 土佐日…

「むきやうさみふはなかしし」って、10回言ってみよう!

10組の授業。ようやく「土佐日記」に入る。「土佐日記」についての情報を整理し、日記文学6作品を紹介する。はい、お得意の語呂合わせ日本文学史を紹介しました。「とかげはむらさきさらさぬき」。おわかりですか? その後、「門出」の部分をざっと確認する…

承平5年1月11日の月はどちらに出ている?

8組と2組での授業。土佐日記の「亡児」にようやく本格的に読み始めた。 8組では音読練習の後、この教材のスタートがいよいよ土佐の地を離れる時点で書かれていることを指摘し、そこで考えられる貫之の思いについて質問した。そうした生徒の解答を用いつつ、…

テスト返却完了

8組と2組での授業があった。どちらもテストを返却する。返却し終えた後、5分間振り返りの時間を設け、自分がどこを間違えたのか、どうすれば良かったのか、何が自分に足りないのかを生徒に考えさせた。その後で解説をし、修正を受け付ける。何となく生徒の来…