2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「鴻門之会」で樊噲が入ってきたぞ!

10組と7組での授業。昨日は7組と2組。7組が一番遅れていて、まだ項荘が剣舞を踊っていなかったが、今日の段階でようやくそこを終え、樊噲突入の場面にさしかかった。こうなると、10組が一番遅れていることになる。明日で挽回できるかな。 「鴻門之会」の実践…

「山月記」はいよいよ佳境に入ってきた

9組での授業。昨日は5組において。どちらもほぼ同じ箇所を扱った。第5段落の、李徴が「胸を焼かれるような悔い」を感じて月に向かって吠える場面である。 ここは次の箇所を発問にした。 「虎となった今になっておれはようやくそこに気がついた」の「そこ」と…

太陽の塔だー!

ミーハーではあるが、博物館の帰りに太陽の塔を見てきた。あいにくの雨の中、それでも岡本太郎作のこの太陽の塔はこれまた圧倒的な存在感がある。 この地で開かれた万国博覧会は強烈な記憶がある。むろん私は訪れたことはないが、それでもあの頃はこの地で設…

ウメサオタダオ展@国立民族学博物館

学会の午後は不遜にもパスして、池田先生超お勧めのウメサオタダオ展に行ってきた。大阪に自分の足で行くのは初めてだったので、不安に思っていたが、これが的中。阪急の山田駅までは順調に到達したのだが、国立民族学博物館へ行く途中で道に迷ってしまった…

全国大学国語教育学会@京都教育大学

全国大学国語教育学会に始めて参加した。前日の夜に夜行バスで京都に向かい、1日参加してきて、再び夜行バスで帰るという強行日程である。 私が参加したのは第4会場、主に読みに関するディスカッションをテーマとする会場である。6つある発表のうち1つが辞退…

『獣の奏者 王獣編』

獣の奏者 II 王獣編作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 24回この商品を含むブログ (138件) を見る 第2巻もあっという間に読み終えてしまう。この巻ではエリンとイアルとの交流が始まり、二人の…

新潟県高等学校図書館協議会中新潟地区司書教諭連絡会が始動

長いタイトルですみません。(^_^;) 県内の各地区で司書教諭の連絡会が開催されている。その最後を飾る(?)ことになるのかな、中新潟地区の連絡会が開催された。 集まった司書教諭は11名ほど。各高校での実践を紹介して、情報交換をする。どちらかというと…

『獣の奏者 闘蛇編』

獣の奏者 I 闘蛇編作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 127回この商品を含むブログ (173件) を見る 何とこの本を読むのは3回目。NHKで「獣の奏者エリン」の再々放送をしており、その録画に失敗し…

「鴻門之会」の授業

2組での授業。「沛公見項王」をこの時間で何とか終える。この箇所は登場人物たちの座席図を作成するなど、視覚に訴える活動がいろいろとできる。しかも、使っている教科書には安田画伯による「鴻門之会」の日本画が掲載されている。ここに描かれている7人の…

「山月記」の授業

19日以来のご無沙汰でした。20日に大学でのゼミがあり、その準備で忙殺された後、夜遅くまで起きて動くよりも朝早く起きた方がよいと思い、それを実行していた。ところが、やはりついつい眠いのだね。夜早く眠り始めるのだが、起床が結局普段と変わらなかっ…

「鴻門之会」:沛公が「臣」という理由

2組での授業。「鴻門之会」をどんどん訳していく。冒頭の部分で、沛公が自分のことを「臣」と呼び、項羽のことを「将軍」と呼んでいる。そもそも、「謝して曰く」である。なぜ彼は、そんなにも項羽に対して低姿勢でいるのかを問題にして、生徒に問うてみた。…

「山月記」着々と進む

8組での授業。16日ぶりの授業である。このクラスが一番遅いね。まだ、第3段落の半分くらいであった。昨日の3組とほぼ同じくらいの進度だ。よって、ほぼ同じ読み取りを行い、ほぼ同じ所まで進む。 これでも進度は遅れている。内容の読解の後で、ようやく研究…

「鴻門之会」の白文音読は続く

10組での授業。単語小テストを行い、その後は白文音読の練習をさせた。 これで3つのクラスすべてで音読は終わり。次からは内容の理解にどんどん進んでいこう。

「山月記」第5段、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」

5組と3組での授業。3組は第3段の後半と第4段の前半を扱ったが、5組はいよいよ第5段、「山月記」の核心部分に入っていった。 ここではやはり、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」の内容を十分に理解することが大切であろう。生徒は、李徴が他人に対して尊大な態…

「鴻門之会」の素読の授業

10組と7組での授業。10組は司馬遷と史記の説明をし、素読の準備をさせる。7組では一昨日の2組と同じ流れで素読を練習させ、クラス全体で読んでみる。これまた50分くらいの時間がかかったが、上手に読めていた。やはり大したものである。

「山月記」は、どんどん急ぎたいのに……

9組での授業。未だに第3段の、李徴が恐れていることからスタートする。ただし、このクラスでは、李徴が恐れる2つのことを確認していく中で、「おれにとってしあわせ」の、「しあわせ」に傍点が付いている理由を生徒に確認させた。この答えがなかなか定まらな…

「山月記」の李徴の詩の欠けたところとは?

5組での授業。第4段の後半を扱った。袁傪が感じている、李徴の詩の微妙な点で欠けたところとは何かを考えさせた。生徒からはなかなか反応がなかったため、芸術作品とはどのようなもので、第4段では李徴はその芸術に対してどんな態度でいるかをもう一度読み取…

「鴻門之会」の素読の授業

今日は昨日行われたPTA総会の代休日である。午前中はのんびりと家で過ごし、午後からは学校に行って採点をする。午前中ののんびりも、そんなにのんびりとは言えない過ごし方だったが、それでも今日のうららかな天気の良さもあって、ちょっとのんびりできた。…

「鴻門之会」突入!

久しぶりの授業である。2組での授業。今日から漢文に入る。扱うのは2年生漢文の定番にして最高傑作、『史記』より「鴻門之会」である。 まずは『史記』と司馬遷の説明をする。でも、ここはなるべくさらりと流し、すぐに項羽本紀である、教科書本文の説明に移…

前期小中間考査終了

ここ数日来、疲れ果てて眠り、朝はぎりぎりに起きることが続いた。おかげでblogを更新することもままならなかった。理由は図書館協議会の仕事が立て続けにあったからだ。これについては、別に書くことにしよう。 さて、昨日と今日と前期小中間考査が行われた…

「山月記」の授業

3組での授業。5時間目くらいかな。ようやく第3段の「生き物のさだめ」の意味合いのところまで来た。時間がかかりすぎるなぁ。しかし、内容の読解だけで少なくとも後3時間はかかる。さらに、それを踏まえて研究に関係する実践・調査を行うとしている。これに…

「花は盛りに」の兼好の考えを生徒に問いたかったが……

2組での授業。「花は盛りに」の最後である。今日は部活動の地区大会が多く開催されているせいか、多くの生徒が公欠であった。 「花は盛りに」も最終の3段落目である。前回の授業で最初の1文の構造は説明してあるので、どんどん訳していく。この3段落目で試験…

『1Q84Book3』

1Q84 BOOK 3作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/16メディア: ハードカバー購入: 70人 クリック: 2,125回この商品を含むブログ (655件) を見る ついに読み終わった。最後の数章は一気だった。 これで「1Q84」の世界は終結した、という…

「花は盛りに」:恋愛の具体的な状況を推測しよう

7組と2組での授業。この2クラスもほぼ同じ進度である。「花は盛りに」の第2段落、恋愛における「始め終はりこそをかしけれ」の箇所である。 この箇所は素直に口語訳してもおもしろくない。むしろ、兼好が5つ並べた恋愛の場面をもっと具体的に推測し、状況を…

「山月記」:李徴を呼ぶ声は「運命」か

今日は授業変更があって、5コマ中4コマが埋まっている。現代文2コマ、古典2コマである。その現代文は5組と8組での授業。どちらも同じくらいの進度である。第2段の後半を検討し、第3段へと突入した。進度的には、ちょうど1段を1時間で扱っているような感じで…