2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『こころ』読解の授業

5組での授業。このクラスは一番遅れていたのだが、この3日間は連続して現代文の時間がある。おかげで他のクラスと同じ所まで進めるだろう。既に試験範囲として設定した箇所は今日の授業で終わるけれども、そんな小さいことを言わないで、Kが自殺する場面ま…

「捕蛇者説」の授業

7組と10組での授業。どちらも「捕蛇者説」の口語訳は全て終わり、柳宗元が何故この文章を書いたのかという背景を考えさせる部分だけが残っていた。しかし本当はこれは最後の一文「そこで私はこの文章を書いて、あの為政者が読んでくれることを期待する」とい…

「捕蛇者説」の授業

7組での授業。私の予想以上に進んでいて、残り最終段落を残すのみとなっていた。しかし、ここは内容面でのまとめの部分である。教科書では5行程度の短い段落だが、内容理解には時間がかかる。予想通り、今日の1時間全部を使ってこの第4段落の解釈と読解をし…

『こころ』読解の授業

3組と8組での授業があった。8組はKの「覚悟」の場面と、Kによる2回目の襖開けの場面とを扱った。襖開けの所はやはり生徒が活発に意見を交わすようになるね。一種の推理ゲームだからね。 3組は試験前最後の授業であった。そしていよいよ最終節、Kの自殺の…

「こころ」読解の授業

今日は授業変更により現代文が3コマあった。9組、3組、そして5組である。9組と3組はほぼ同じ進度で、一番進んでいる。5組は逆に一番遅れている。9組と3組はKの2回目の襖開けの場面を終え、「私」がKを出し抜いて奥さんにお嬢さんとの婚約を申し…

「捕蛇者説」の授業

2組での授業。このクラスは今日が後期中間考査前最後の授業である。そこで後2文だけ残っていた本文を口語訳した。その後で、柳宗元が「この説を書いて、役人がこれを読んでくれるのを待つ」という最後の一文で、何故「期待する」という消極的な態度を取って…

『こころ』読解の授業

8組と3組の授業があった。8組は「精神的に向上心のない者はばかだ」の箇所を扱う。3組はその次の、「覚悟」についての意味と「襖」の開く場面である。 3組はいつも良い反応を見せてくれるクラスである。今回の襖が開く場面でも良い反応を示してくれた。非常…

「捕蛇者説」の授業

10組と7組での授業。どちらもほぼ同じ進度である。この文章は最初と最後に句法が集中して出てきて、その間は教科書の脚注を使って理解していけるものである。そこで、どんどん口語訳を進める。やや分かりにくい箇所はこちらが助け船を出してやる。そして、ど…

『こころ』読解の授業

まったく、ちょっと油断するとすぐにblogの更新が滞ってしまう。それだけ忙しい毎日を生きている。これがいつになったら終わるのやら……。 9組での授業。4クラスの中では一番進度が速い。今日はいよいよその核心部分である、Kが「覚悟、−−覚悟ならないことも…

「捕蛇者説」の授業

10組での授業。授業変更により、このクラスが今日は2コマあることになった。ダブル・ヘッダーのようなものである。 1コマ目、このクラスはようやくまともに「捕蛇者説」を読む。そこで、「徹底的に読みを練習するぞ!」と宣言し、最初に生徒に一文ずつ読ませ…

『こころ』読解の授業

今日も授業変更により4コマの授業であった。しかも午前は3コマ連続。でも、気持ちが張っているせいか、予想よりは疲れなかった。よかったよかった。 9組と8組での授業であった。9組は昨日の3組と同じ範囲を扱った。私がKに向かって「精神的に向上心のない者…

「捕蛇者説」の授業

昨日、「韓愈」を「韓喩」と書いてしまいました。恥ずかしい……。 2組での授業。快調に口語訳と解説を進める。ほぼ真ん中くらいまで進んだ。この箇所で重要なのは「不若〜」による比較の句法を理解することである。生徒は苦戦したので、板書しながら、何と何…

『こころ』読解の授業

今日は授業変更のため、4コマの授業があった。現代文は3コマ。3組と9組と5組とである。3組は進度が一番進んでいて、教科書収載部分のハイライトの1つである、私がKに向かって「精神的に向上心のない者はばかだ」と言い放つ場面を取り上げる。ここはと…

今日は誕生日

今日、11月15日は私の誕生日である。これで50歳になった。うーん、50歳になるなど幼い頃は想像だにできなかった。50歳はものすごい「大人」であるように思っていた。でも、実際なってみると、多くの人がそう感じるように、自分自身という人間そのものはある…

更級日記の授業

10組での授業。このクラスはまだ更級日記が終わっていない。他のクラスより1、2時間遅れている。まあ、残り時間に余裕があるから大丈夫なのだけれど。順調に終えて、漢文の説明に少し入ることができた。

『こころ』読解の授業

9組での授業。このクラスも昨日の8組と同じ進度・内容であった。同じように第1段の読み取りを始め、ほぼ同じ箇所で終わった。 明日もこのクラスで授業がある。何とか第1段の読み取りは終え、できる限り第2段に進みたいところである。 もう1つは5組での授…

「補蛇者説」の授業

7組での授業。更級日記のまとめをして、その後で中国の古文復興運動の流れを確認し、韓喩と柳宗元の活動を説明する。その後で「補蛇者説」の音読をさせる。もう、この文章は何しろ「達意の文章」の復興を目指した柳宗元の代表的な文章である。漢文のほとん…

『こころ』読解の授業

8組での授業。このクラスは、「私の『こころ』論」を書かせ終えており、今日から本文読解に入る。この場面では、定期考査までの残り時間が5時間しかないこともあり、私の主導でどんどん進めていくしかない。とはいえ、できるだけ最初に「謎」を示してから、…

11日の備忘録

「現代文」『こころ』読解の授業 11日は授業が1コマのみ。時間変更のためそうなった。3組の現代文である。「こころ」をさらに読み進める。生徒に発問をし、答えを引き出しながら読み取りを深めていく。良さそうな授業だが、生徒同士のつぶやきを拾っていない…

「捕蛇者説」の授業

2組での授業。「捕蛇者説」を音読させ、少しずつ口語訳していく。最初の部分は句法的に難しいところがほとんどなく、意味をどんどん取っていく。この文章は何しろ論旨の明快さと、それを支える具体例の確かさを理解させるところに意味がある。それをどうやっ…

『こころ』の授業

8組と3組での授業。8組は「私の『こころ』論」を書かせた。今までの3回の話し合いの経過を確認させながら書かせたいと思ったので、図書館に生徒を呼び、各テーブルにこれまでの話し合いで使用した模造紙を置いて、随時それを見ながら自分自身の考えを書かせ…

新潟県高等学校図書館協議会第1回研究大会が行われた

昨日書いたように、新潟県高校SLAとしての最初の研究大会が行われた。会場は古巣の新潟県立教育センターである。ここを選んで正解だった。何しろ勝手がよく分かっている。土壇場での機転が利く。そして、指導主事の方々のご協力も得られた。 開会式には高…

明日は図書館協議会の研究大会

さて、私は時間割の関係で授業が何もなかった。しかし、試験監督を1つした後は、ひたすら明日の図書館協議会の研究大会の準備をしていた。今年発足した新潟県高等学校図書館協議会が、第1回の研究大会を行うのだ。これに関しては今年1年ずっと内容や運営を構…

今日は小中間考査

今日は保護者会がまだ続いている。その午前中は小中間考査が行われた。本校は2期制を取っており、後期は12月始めに中間考査が行われる。その前に、小中間考査と称して、いくつかの教科が考査を行う。3期制の場合は2学期の中間考査に当たるかな。でも、それな…

保護者会始まる

今日から3日間、クラス保護者会が始まった。多くのクラスでは担任と保護者・生徒の三者面談が行われている。 私は昨年まで6年間連続して担任を務めていた。この時期は授業に面談と、本当に目の回るような忙しさを経験していた。今年は7年ぶりに担任から外れ…

『こころ』の授業

5組でのグループによる読みの授業2回目。このクラスはとにかく授業と授業の間隔が空いてしまう。前回の授業は10日くらい前になる。その間に文化祭があり、休日はあり。およそ『こころ』の内容など覚えているはずもない。そんな中で、第2回目の話し合いを強行…

『更級日記』の授業と柳宗元の「捕蛇者説」の授業

2組、10組、7組での授業。2組は「更級日記」を終え、漢文に入った。10組と7組は「更級日記」のクライマックスの部分である。 漢文では、まず古文復興運動を丁寧に説明する。何しろ中国の文学史はあまりにイメージを持ちにくい。日本古典はもちろん、近代文学…

無事、聖書学び会が終わった

11月2日と3日、私は宇都宮市にある集会に行ってきた。3日に行われる聖書学び会のためである。その前日の2日には定期の福音集会があるので、こちらでも30分間の話をするよう依頼されている。2日は午後から年休を取り、初めて栃木県へと向かった。 宇都宮市は…

宇都宮市に行ってきます

11月3日に宇都宮市で行われる聖書の学び会で話をするため、明日の午後から宇都宮に向けて出発する。今日は荷造りである。宇都宮市かぁ、初めてだなぁ。少々疲れ果てていて、あまり気力が出ないのだが、今日はこれから休んで、英気を養おう。

更級日記の授業

2組、7組、10組の授業。そう、今日は4コマだったのです。いやはや、疲れた。 更級日記は「源氏の五十余巻」が、2組はもう少しで終わりそうで、7、10組は始めたばかりである。順調に訳したり、説明したり、内容を考える際には隣同士で話し合わせたりしている。…