2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「世界中がハンバーガー」の授業

3組での授業。2時間目。前半部分を扱う。 この教材ではともかく読解のための技法として「対照関係を意識して読む」ことに注目させる。そして、「説明する問題は、その文を部分に区分けして、一つ一つ言い換えていく」ことや、「抽象的な事柄は具体的な例に下…

「孟子」の論理性にしびれる〜!

10組での授業。「孟子」の3時間目である。やっぱりこの教材は3時間くらいかけないとまともには終わらないなぁ。8組はどうしよう? 今日は「王道」の後半部分、孟子が王道政治を説くところを解釈する。まずは生徒に通釈を行わせ、その後で孟子の言う「人民を…

第3回読書レポート発令

試験前という忙しい時期なのに、第3回の読書レポートを発令し、生徒から本の購入希望を募った。今回の読書レポートはWeb上の掲示板を使わず、ペーパーオンリーで行うこととした。しかも、授業時間内で書かせ、級友と交流させ、それを元に自らのレポートを書…

「孟子」の授業

ちょっと最近疲れていて、blogの更新がままなりませんでした。家に帰って、家事を行うと、ほとんどバタンキュー状態が続いた。1年の疲れがそろそろたまってきたかな。 10組と2組での授業。この2クラスはほぼ同じ進度で進んでいる。漢文に入り、孟子の「王道…

「読む力」って何なんだろう?

上の授業は、この問題を考えている最中に考えついた実践である。自分自身の研究主題とも関わっているが、「読む力」とは、単に文章の内容を理解するだけではない。それを自分自身に役立てようとする力、今後の自分や社会に対してどうか変わろうかという考え…

木曾義仲の死に様について議論する!

10組での授業。このクラスは何しろ授業時間が余っている。試験まで5時間もあるというのに、先日で「木曾の最期」を終わってしまった。そこで今日は、木曾義仲の死に様について自分はどう考えるかというテーマを設定し、考えを書かせ、それを交流させる授業を…

教科会が開催された

今週は教科会だの、分掌会議だの、まさに「会議は踊る」週である。私の場合、今日は14:20〜18:30の間、3つの会議をし続けた。それぞれに意義のある会議だから仕方ないけれど、ちょっと多すぎやしませんか。 今日は教科会が行われた。その中で、今後の本校の…

「対照関係を捕まえろ!」プロジェクト活動中

3組と6組での授業。ちょうど1時間分、3組の方が遅れている。こちらの方が試験までの残り時間が足りないというのに……。 さて、「ネットが崩す公私の境」である。この内容の対照表を作成させ、該当するキーワードを本文から抜き出させて、それを少し答えさせる…

久しぶりの土曜(?)講習

今日は1年生のみで土曜講習が行われた。1学年ではこの土曜講習を模擬試験と関連させて考えており、模擬試験の後に講習を行って、その内容を復習させたり、学ぶべき内容を補ったりしている。今回はあまりそれとは関連を深く持たせずに、古典文法で最期に残っ…

ダブルヘッダーのスピード授業

10組での授業。様々な理由により、古典が2時間続くことになった。ダブルヘッダーである。実は、その後でLHRまで入ることになり、今日は我が10組に3コマも連続して顔を出すこととなった。 「平家物語」を、兼平が義仲に自害を勧め、義仲が「さらば」と言って…

対照表の強力さ

9組での授業。「ネットが崩す公私の境」の4時間目。昨日に続いて本文の後半部分の対照表を作成させて、ガンガンと理解を進める。 まずは昨日の対照表の埋めきっていない部分を埋め、若干の補足をする。「写本」「活版印刷」「インターネット」の著者と読者の…

弓道部の存在はありがたい

8組での授業。「木曾の最期」の兼平の獅子奮闘の場面である。 兼平は8本の矢を射て、8人の敵を射倒す。それがいかに難しいかを説明する。日本の弓矢は当たりにくい。西洋のアーチェリーは的に同心円が描いてあり、その中心にいかに近づけるかを競う。しかし…

対照関係のキーワードを表で理解する

9組での授業。「ネットが崩す公私の境」の3時間目である。前回は生徒から、自分がこの文章を読んで理解しにくい箇所を指摘させた。今回は、その指摘された箇所に傍線を引いたプリントを配った。いやぁ、この作業は楽しかった。生徒が、どこが分からないのか…

徹夜明けの身には辛かった

「体力勝負」といえば、今日は徹夜明けにほとんど近い状態だった。今日の夕方に大学に行って研究指導を受ける。これは同じ院生が集まって、指導教官を相手に自分の研究を報告して指導を受けるのである。 この1週間、私はひたすら今日のこの会のための資料を…

平安時代の戦争ってどんなだったんだろう?

8組と10組での授業。とにかく口語訳を進めていく。途中、どちらのクラスでも義仲が「なんぢと一所で死なんと思ふためなり」の箇所を訳したので、河原合戦の終わりの部分と木曾の最期の冒頭部分のプリントを配り、義仲と兼平との関係や、二人が再び巡り合った…

インフルエンザ発生中?

子どもが一人高熱を出してしまった。医者にかかったところ、反応は出なかったが、症状からしてインフルエンザではないか、とのことだ。うーむ、おかげで明日開催される新潟大学教育学部国語国文学会に出席できなくなってしまった。大変に、大変に残念である…

本日は推薦入試

今日は全県で高校の推薦入試が行われた。本校でも朝から中学生の初々しい姿が見られ、無事、推薦入試が行われた。受験生の諸君は健闘したことだろう。中学3年生の、いわば初めての人生の試練(?)である。いや、受験そのものはすでに経験している者もいるだ…

『読書レポートの誕生』

読書レポートの誕生作者: 竹長吉正出版社/メーカー: 東洋館出版社発売日: 1999/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 上記の資料で言及しようと思っているのがこの本である。いや、これが見つからなかったのではないのですけ…

研究指導への道すじがやっとついた(かな?)

来週火曜日に定期の研究指導がある。そこで私は現在までの研究を論文の形にして提出し、指導を受けることになっている。この会には他の院生も出席し、互いに批正することになる。その資料を作るためにずっと頭を悩ませてきた。何しろ準備が整わない。昨晩な…

敬語の識別はシステマティック

8組と10組の授業。8組は口語訳をどんどん進めていく。それでも、義仲が兼平に「なんぢと一所で死なんと思ふためなり」というあたりまでしか進めなかった。助動詞や敬語の訳し方を忠実に踏まえながら訳させ、確認していくので、どうしても時間がかかる。 10組…

『読解力が飛躍的に向上するブッククラブの実践入門』

読解力が飛躍的に向上するブッククラブの実践入門―だれでも明日からできる七つのストラテジー作者: 有元秀文出版社/メーカー: 明治図書出版発売日: 2010/08メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 37回この商品を含むブログ (6件) を見る 『「PISA型読解力」の…

ブッククラブ風の授業を目指して

9組での授業。まずは前回投票した歌会の集計結果を知らせる。このクラスでは、選ばれた短歌とその鑑賞文をまず1枚のプリントにまとめ、別のプリントにその作者の自歌自註を載せた。こうすることで、少しでも「種明かし」的な気分を味わわせようとした。さて…

「木曾の最期」の授業

8組と2組での授業。この2つのクラスはほぼ2時間の進度差がある。2組は口語訳を進めており、今日は今井四郎兼平が義仲に自害するよう説得する場面まで終わった。 この箇所では、義仲が兼平と同じ場所で死にたいとこだわるところが重要である。結局彼は、こん…

せっかくの時間だったのに……

今日は上記の現代文1コマのみであった。残りは十分仕事ができると喜んでいたが、明日の9組で前回行っていた歌会の集計をして、資料作りをしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまった。放課後は会議があって、時間が自由に使えない。結局今日はこれ…

歌会の実施

3組での授業。昨日、PC室で短歌を作成させたが、電子データで提出させたので、その後の資料作りが効率的に進んだ。今日は、その資料を用い、生徒に級友が作成した短歌を示して、「歌会」を行った。 とはいえ、正式な歌会というわけにはいかない。4つのテー…