2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

試験前の一日

本校では明日から定期考査である。今日はその前日。授業が2コマあった。どちらも文系現代文である。今回の考査では、センター過去問もその出題範囲の一部に入れてある。どちらのクラスも、まだその過去問を解かせていなかったので、それを授業時間中に解かせ…

「駅長莫驚時変改 一栄一落是春秋」

今日は授業は3コマ。理数科古典、理数科現代文、そして古典講読である。理数科現代文は時間が足りなかったので、人からもらった授業だった。これで無事試験範囲を伝え終え、さらに、範囲としたセンター過去問の漱石「彼岸過迄」の解説も終える。しかし、「彼…

「東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」

今日の授業は2コマ。古典講読と理数科現代文。古典講読は昨日の続きである。道真が時平の讒言にあって筑紫へ左遷されてしまう、その経緯を紹介した。道真の幼い子どもが父君と別れるのを悲しみ、その者たちは一緒に連れて行くことを赦された、という件が哀し…

「菅原道真の左遷」の原因とは

今日の授業は1コマ。古典講読のみである。講読は大鏡の「菅原道真の左遷」を読む。今日から3連続で授業があるので、3時間かければ読み終えることができるだろう。実はこの「菅原道真の左遷」は様々な教科書に収載されているのだけれど、私は今まで扱ったこと…

みことばの証しと光の点滅

今日から3日間、新潟の集会では特別伝道集会が行われる。どの日も午後2時からだ。年配の方が富山県からおいでになり、聖書の福音を1時間語ってくださる。すべてが守られるよう、また求めてこられる方が導かれるよう、お祈りする。 それが終わり、我々は「エ…

センター型演習と子守と

今日の授業は2コマ。文系の古典、理数科の古典である。文系は「御法」が少し残っており、紫の上の死の場面を訳し終え、その意味とその後の登場人物たちの気持ち、そしてマンガとの違いを駆け足で確認する。そして、残りの時間をセンター試験の過去問への解答…

日常というものの変わり映えのないありがたさ

博論の草稿を何とか書き上げ、そして昨日の火曜日は大学でその博論の一部をゼミで発表し、先生方より貴重なご意見をいただいた。これから約1ヶ月半に及ぶであろう怒濤の修正の嵐の始まりである。他に、投稿した論文の修正が2本ある。それらの作業を乗り越え…

図書館協議会第2回研究大会の開催

少しの睡眠を取って、学校へ。今日の授業は1コマ。古典講読である。「道長と女院詮子」を終えたかったのだが、相変わらず余計なことを話しているとあっという間に時間が過ぎる。もちろん、無駄な話をしているつもりはない。文章理解のために必要なことを話し…

博論の草稿をようやく書き終えた

ここ数週間、ずっと書き続けていた博論の草稿をようやく書き終えた。いやぁ、いつかは「書き終えた」と言える日が来るだろうとは思っていたけれど、こんなにこの日が来るのが嬉しいとは。 草稿なので、これから大修正が始まる。指導教員からご意見をいただき…

初の完徹の後に

昨夜は子どもと一緒に21時辺りから寝始め、でも23時には目が覚めた。その後からずっと午前6時30分まで、ひたすら博論を書いていた。少しは眠っているから、「完徹」とは言えないのだろうけれど、それでも夜中も朝方も一睡もしなかったのは初めてではないかな…

「うおぉぉぉぉぉー!」と叫びたくなる、その中で

今日は3コマの授業があった。文系現代文が2つ、文系古典が1つである。昨日とまったく同じ。しかも、それらの授業をすべて午前中に詰め込んだ。今日は午後から子守をしなければならないからである。授業はとりあえず順調に進む。もっと生徒の反応を反映させな…

見学者の視線とクラッカーの音の中で

さすがにここ数日、睡眠不足がたたっているのだろう、作業効率が下がってきた。眠くて仕方がない。昨夜は机で居眠りをしたり、5時頃に作業を切り上げて就寝したりした。うーむ、体力が落ちている。 そんな中、今日は3コマの授業であった。文系現代文が2コマ…

三つ巴の状況の中で

今日の授業は2つ。理数科現代文と古典講読である。理数科現代文は「日本の庭」のいよいよ佳境の部分、桂離宮の美しさの核心の読解に入る。しかし、万葉集以降の日本文学が「自然の本質的な美」をずっと追求してきたことをたどる際に、つい「枕草子」や「徒然…

古典解釈の楽しさ

今日の授業は3コマ。古典講読が1つ、古典が2つ。 古典講読は『大鏡』の「道長と女院詮子」を本格的に訳し始めた。この文章は人物関係とその思い入れとが交錯して、複雑である、ゆえに面白い。冒頭に、「女院は、入道殿をとりわけたてまつらせたまひて」とあ…

いのちは歩き出すものだ

今日は日曜日。私は集会に行く。日曜日は私にとって大切な時である。今日も午前中に日曜学校に出席し、続いて礼拝に出る。ここで少し聖書の学びをする。今日は結局、新しいいのちを持つ者はどうあるべきか、どうなるのか、についてずっと話をしていたように…

図書館協議会の研究大会の準備を始めた

今日は午前中は学校に行き、小論文模試の試験監督をした。本校では小論文模試を3回計画している。9月から11月にかけて、それぞれ1回ずつである。その、今日は最終回である。受講者は10名。まあそんなものだろうね。ただ、私としては小論文を書くことをもっと…

そして宿題も

実力テスト2日目。今日は国語のテストが行われる。さて、あの問題を生徒たちはどこまで取り組んでくれるだろうか。 しかし今日は、まず小学校の行事のために、私は午前中数時間休みを取り、子守のために家に戻る。子どもは私がいると安心してか、ボールを投…

1日11時間の執筆作業

今日から3年生は実力テストである。明日まで行われる。この実力テストの問題を作成するのに、我々教員がどれだけ知恵を絞って当たったか。その国語のテストは明日行われる。今日は1日空き時間のようなものである。 だが、今の私に空き時間などというものは存…

データの解釈におけるコペルニクス的転換

今日は小中間考査が行われた。とはいえ、3年生は文系は数学のみ、理系は理科がもう1つ加わり、1科目か2科目のみである。さらに今は保護者懇談会期間であるため、午後からは授業がない。午前中2コマ、または1コマ授業がある。私は時間割のマジックで授業が何…

設計図がなければ構築物は建たない

今日から1、2年生は保護者懇談会、3年生は個人面談となる。そのために授業は午前のみ。私は文系現代文を1コマ、文系古典を1コマ行った。現代文は桂離宮の美の根源である日本文化の特性について述べている部分の解析をする。ここまでは快調に進むんだよな。次…

「詳細な解釈の授業」も楽しいもの

今日は2つの授業があった。1つは古典講読、1つは理数科古典。古典講読は久しぶりの授業である。何しろ後期に入ってからやっと4時間目である。そして、先々週以来、2週間ぶりの授業であった。前回、ようやく漢文の「韓信」を訳し終えていた。だが、まだその意…

秋田に行ってきました

この土日は秋田に1泊2日で行ってきた。秋田にある集会に招かれ、聖書の学びと福音伝道をするためである。秋田にはおそらくおよそ10年前くらいに行ったことがある。今回は2回目である。 土曜日の午前中に移動する。風が強く、あるいは乗った「いなほ」の車体…

一語一語進んでいく喜び

今日の授業は2コマ。文系の現代文と理数科の古典である。文系現代文は「日本の庭」の、桂離宮の世界が「夢」である、と表現している箇所をじっくりと読む。もう一つのクラスでも説明したように、「異なる秩序のもとに息づいている」という箇所の、「異なる秩…

考察とは自らも知らなかったことを知ることだ

今日の授業は3コマ。現代文が2つ、古典が1つ。すべて文系である。 文系の現代文は快調に進んでいる。「日本の庭」における、桂離宮の美しさについてその加藤周一による説明を少しずつ読み解いている。だが、実はあまり快調でも困るのだ。本校における電子黒…