2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「舞姫」の授業:「まことの我」覚醒! ならず…

1組での授業。5時間目かな。この授業も峰本節炸裂! でした。(^_^) 今日は豊太郎がベルリンに到着した直後、あまたの景物に度肝を抜き、カルチャー・ショックを受ける場面である。そこは出来るだけ早く切り上げていく。 それでも、「模糊たる功名の念」の…

夕顔の授業:男女の擦れ違いは古来変わらず?

4組と2組での授業。4組は源氏が夕顔を連れ出して廃院に到着する場面まで進んでいる。2組はようやく「白妙の衣を打つ砧の音、……空を飛ぶ雁の声」の箇所までやってきた。 4組の場面のテーマはズバリ、「男と女は擦れ違うものなのか?」である。ここは源氏…

応援歌練習終了!

応援歌リーダーを選んでから3週間、リーダーの講習会が始まってから2週間、1年生・2年生への応援歌練習が始まってから10日間、なかなか気を抜くことの出来なかった応援歌練習が今日ですべて終わった。いやぁ、良かった。 前回の時はこうまで気を遣わな…

和歌の授業:三夕の歌はなぜ四夕の歌ではなかった?

7組と8組での授業。どちらもほぼ同じ箇所からスタートする。 まずは和泉式部の和歌から。「もの思へば 沢の蛍も 我が身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る」の有名な歌だ。 着眼点は「もの思へば」の「もの思ひ」の内容である。作者はどんなもの思いをして…

「天声人語」より:先生、それはないでしょう!?

昨日の「天声人語」に興味深い話が記されていた。 福島県で刊行されている児童詩誌『青い窓』を、いつも送っていただく。主催していた佐藤浩さんから聞き、ずいぶん前の小欄が紹介した一編を、逸話とともに思い出した。 〈お母さんが 車に はねられた お母さ…

私も頭痛……

筑田さんがこの1週間ずっと頭痛に悩まされていたらしいですね。本当にあれは辛いです。収まってきたようで、何より! 私も今日は朝から頭痛がしていた。昨夜から頭の後ろの筋肉がこわばる感じがして、まずいなぁと思っていたら、今朝は痛みが前の方に移って…

『クアトロ・ラガッツィ』

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)作者: 若桑みどり出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/03/19メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 79回この商品を含むブログ (38件) を見る 若桑みどり氏の最晩年の労作である。若桑氏の逝去の…

「舞姫」の授業:豊太郎君、君って○○?

1組での授業。今日はほぼ1時間を使って、豊太郎の人物像について迫った。 まず、第2段落の最初のところから、豊太郎がどのような人生を歩んできたか分かる箇所をどんどん抜き出す作業から始める。昨日、すでにそれを始めていたので、生徒のノートを借りて…

夕顔の授業:一つの授業のテーマを掲げてみた

2組と4組での授業。購読は何しろ2週で3コマしかないので、授業と授業との間が非常に間延びしてしまう。今回も10日ぶりくらいの授業だった。 そこで今回は、それぞれのクラスで進むであろう範囲の中で、解釈をしていくことによって解決すべきテーマを授業…

「舞姫」の授業:『教師の言うことを真に受けるな!』

1組での授業。文系は進む進む! でも、4時間目にしてようやく第1段が終わったのだが……。 最初に前回の「豊太郎の悲しみ」についてまとめる。すでに配っていたプリントの問題形式とは違った授業の進め方をしたので、もう一度整理し直してやる。その後で、…

和歌の授業:ソメイヨシノが本当の桜かい?

8組での授業。基本的に昨日の7組と同じ所からスタートし、ほぼ同じところで終わる。若干進んだかな。 紀貫之の歌、「桜花 咲きにけらしも あしひきの 山の峡より 見ゆる白雲」を教えているわけだが、桜の原種が山桜であり、遠景で桜が咲いていると気づくと…

学年集会:今年度の指導の流れ

LHRは学年集会であった。3年生としての1年間の指導の流れについて、生徒に説明する。進路指導、学習指導、奨学金制度、生徒指導から10分ずつ話をする。私は学習指導として、今年1年間の学習の流れ、そして講習計画、小論文指導計画について話をする。…

「舞姫」の授業:豊太郎の悲しみは何メガトン?

9組での授業。理数科の現代文は2単位で、2週間で3コマしかない。よって、本当にゆっくりと進む。まだ全体構成を確認している最中だった。 そこで、これはこちらで一気に終わらせ、できるだけ速く第1段の読解に移る。それでも授業の3分の2を使った。全…

和歌の授業:近しい方の死を知らない悲しみ

7組での授業。柿本人麻呂の泣血哀慟歌の反歌2首を扱う。その前に、長歌の詞書きにある「泣血哀慟」という言葉の内容について、長歌を復習させる意味でも問うてみる。生徒の答えは外れてはいないものの不十分だったので、少々復習してやる。その時に、ふと…

応援歌練習が佳境

先週の金曜日から始まっている応援歌練習も今日で3日目である。今日で各クラスごとの練習は終わりとなる。1年生はよく頑張っているが、3年生の応援歌リーダーだって負けずに頑張っている。非常に良いね。端から見ると理不尽に怒鳴りつけているように感じ…

「舞姫」の授業:「教えたいことは教えない」でみたら…(^_^)

1組での授業。5分間読書の後、前回のリーダー・レスポンスからなかなか良く書けているものを紹介する。前回のお題は「主人公の悲しみとは何か」を想像して書くことだった。さすがに生徒の書いたものはむちゃくちゃだった。しかし、その中でも良く想像でき…

和歌の授業;「教えたいことは教えない」

7組と8組での授業。和歌を扱っており、柿本人麻呂の長歌をそれぞれのクラスでようやく解説し終えた。 泣血哀慟歌である。聞かせどころ、気づかせどころが満載の長歌だ。それらを、例によってオーバーアクションに載せて、生徒に説明する。いやぁ、いい歌だ…

アウトプットの重要さ

私の愛読しているblogの中に、上越教育大学の赤坂真二先生のものがある。昨日の記述の中に、非常に共感するものがあった。 上達には、経験の再構成や意味づけが必要だと言う。アウトプットだけでは、実力はつかない。自分のパフォーマンスを一つの作品として…

いろいろあった週末だった

金曜の夜に疲れ果てて帰って以来、日記を書くこともままならぬ3日間だった。疲れたのだ。この年度初めというのは毎年疲れるものであり、誰もが疲れを覚えているだろう。しかし、私にとっては「こんなに疲れるものだったか」と疑問に思うほど、疲れている。…

『見城徹 編集者 魂の戦士』

見城徹 編集者魂の戦士―別冊課外授業ようこそ先輩作者: NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ,KTC中央出版,中央出版=出版社/メーカー: KTC中央出版発売日: 2001/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を見る だいぶ前…

「舞姫」の授業

1組での授業。文系は単位数が多いので、授業の進度が速い。しかし、いろいろあって、まだ「舞姫」の内容に本格的に入っていない。そろそろいかんでしょう、ということで、今日は全体の構成を、生徒に確認しながらこちらでまとめていった。 豊太郎の年齢が分…

「夕顔」の授業

2組での授業。古典講読はこの「アクター」としての面を最大限に発揮したいと思っている。源氏物語の魅力を生徒に感じてもらいたいのだ。思いっきり羽目を外して、生徒の学習意欲を高めようと踊りました。(^_^)

和歌の授業

今日は初めてのクラスが2つも続く。これでようやく全クラスに顔を出せたことになる。 8組での授業。今年1年間の進め方を説明し、早速「万葉集」の柿本人麻呂の長歌を読む。本当に、人麻呂の長歌は何度読んでも良い。今回の泣血哀慟歌はそうでもないが、人…

インターネットは研究室だ

私には密かな憧れがある。それは「研究室を体験したい」ということだ。私は大学時代、残念ながら研究室というものを持たなかった。文系学部の宿命というか、文学部では学生用の研究室を持つところは少ない。そこで私の尊敬する先生は、何と自分の研究室の3…

身体計測なのだが……

今日の午後は身体計測、各種検診である。授業2コマ分を使って一気に終わらせる。生徒はまずは身体計測を行い、その後教室に戻って視力検査である。担任が担当するので教室に行ってみると、生徒は青陵祭の役員決めの真っ最中であった。連合長の司会の下、白…

応援歌リーダー講習会

今週末から行われる応援歌練習のため、応援歌リーダーたちの講習会が行われている。今日はその2日目。昨日は彼らの歌う応援歌の声がガンガン聞こえていたのだが、今日は振り付けの練習に時間を割いていたため、声があまり出ていなかった。どうしてそこで手…

メモの取り方の指導・「舞姫」の授業

1組での授業。しかし今日の前半は進路指導室オリエンテーションとなる。今年1年は進路指導室のお世話に大いになるし、その資料を参照する機会も増えるはずだ。そこで、各担任の授業を1コマ借り、進路指導室に生徒を連れていく。そして、部屋の使い方や今…

「夕顔」の授業

4組での3コマ目。このクラスは金・月・火と土日をまたいで3連続になる。そして、火曜の授業が終わると来週の金曜日まで授業がない。うーむ、非常にバランスの悪い時間割だなぁ。しかし、今年の時間割は教務が大変苦心して作ったものだ。そうおいそれとは…

歓送迎会

私には珍しく、歓送迎会に出席する。今年は特に世話になった人が多く転出したからね。 挨拶をし、笑い、けっこう楽しい時間を過ごした。昔からこうした全体での宴会は非常に苦手にしているのだが、今回は悪くなかった。ただ、最初の一週間を終え、しかも最初…

「夕顔」の授業

今年は現代文、古典の他に、古典講読も担当する。2組と4組だ。その4組の最初の授業があった。 文系の生徒たちはもう私のことをよく知っている。そして、源氏物語についてもある程度馴染みがあろう。よって、ここから先は源氏物語の、あるいは「夕顔」巻の…