研究指導への道すじがやっとついた(かな?)

 来週火曜日に定期の研究指導がある。そこで私は現在までの研究を論文の形にして提出し、指導を受けることになっている。この会には他の院生も出席し、互いに批正することになる。その資料を作るためにずっと頭を悩ませてきた。何しろ準備が整わない。昨晩などは、ある論文を探し出すために真夜中を延々3時間くらい本棚をひっくり返していた。それでも見つからず、途方に暮れていたところ、何とその論文が載った雑誌は学校に持ってきていた。やれやれ。どこかで見たはずだと思っていたのだ。だから文献ノートをきちんと取っている必要があるんだよな。
 論文というのは一種のストーリーである。リサーチ・クエスチョンがあり、その結論が示される。そのリサーチ・クエスチョンがいかに重要なものであるか、またその結論に至るまでがいかに論理的に整合して述べられているか、それらが説得力を増し、主張の正統性を裏付ける。まるで、一つのストーリーが完結するようなものだ。ストーリーのある道筋がおかしければ、説得力は生じない。しかし、ストーリーが理路だっていれば、読み手を納得させることができるのである。
 そのストーリーがなんとかできつつある。やれやれ、である。ここ毎日4時就寝を繰り返してきたが、それがようやく報われたかな。