研究

「山月記」の主題を問う授業

昨日の5組での授業である。研究授業と位置づけ、今回の「山月記」の授業のメインとなる時間である。 まず、前時に「山月記」の主題についてまとめさせる作業を行わせている。それを回収した。 次に、小説の授業における生徒の態度についてアンケートを行った…

小説の読みの再構築を対話で行わせたら……

昨日は5組で今日の2クラスの次を終えた。つまり、第6段落・第7段落の読み取りを終え、その後で次の文章を書かせた。 「山月記」の主題は何か。根拠を踏まえて考えを記せ。 李徴は幸福なのか、それとも不幸なのか。根拠を踏まえて考えを記せ。 こうして授業で…

研究指導への道すじがやっとついた(かな?)

来週火曜日に定期の研究指導がある。そこで私は現在までの研究を論文の形にして提出し、指導を受けることになっている。この会には他の院生も出席し、互いに批正することになる。その資料を作るためにずっと頭を悩ませてきた。何しろ準備が整わない。昨晩な…

ブッククラブの理論的背景を探らなければならんなぁ

私の研究テーマは「電子掲示板を活用した、協調学習を組み入れた読書レポートの実践」である。読書レポートを電子掲示板を使って書き込ませることは前からやっている。そこに協調学習を組み入れて、より効果的に行おうと考えている。 言うなれば、「オンライ…

全日本教育工学研究協議会全国大会【上越大会】で発表してきました

ここしばらくblogを更新できなかったのは、この大会の準備のためであった。先週の土曜日、本校ではNHKの大越健介氏が母校で講演をしていた最中、私は上越に行って上記大会で発表してきた。 この会は、上越教育大学の石野正彦先生の紹介で発表申し込みをし、…

電子掲示板の授業活用実態

今日の授業は9組の現代文と10組の古典。それぞれ「材のいのち」を、設問の考え方・既有知識の働かせ方を解説しつつ解説していったり、「帰京」に入って、紀貫之の自邸の位置を確認させたり、十六夜月・立待月・居待月・寝待月などの解説をしたりした。 午後…

日本国語教育学会全国大会での発表が終わった

日本国語教育学会の全国大会高校部会で発表を終えてきた。いやはや、ハプニング連続の発表だった。 午前の発表 まず、会場到着に遅刻してしまった。私の予想以上に移動に時間がかかり、しかも会場の二松学舎大学への道に迷ってしまった。そして、たどり着い…

読書教育論

国語科授業研究の深層―予測不可能事象と授業システム作者: 藤森裕治出版社/メーカー: 東洋館出版社発売日: 2009/07メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る 授業を終えてすぐに大学へ。読書教育論の指導である。藤森裕治氏の『国語…

結局、狙いと方法が一致しないんだな

金曜日は来週行われる体育祭の代休日であった。と同時に、大学院の研究指導が午後からある。その準備に、午前中は(というか夜中から)忙殺された。はい、ちゃんと「宿題」があるんです。この年になって宿題に追われるようになるとは思わなかった。でも、そ…

Reading教育の奥深さに圧倒される

午後からは、前からの約束に従い大学へ。私の指導教員である足立幸子先生が、「授業づくりネットワーク」の上條晴夫さんのインタビューを受ける、というのだ。これはぜひ傍聴させて欲しいと頼み込み、喜び勇んで出かけて行く。ついでに私の研究計画も相談し…

教育研究はパッション(情熱)の表明である

縁あって、足立幸子による滑川道夫読書教育論についての諸論文を読んでいる。合わせて、最近発表された滑川読書教育論についての論文2編も概略をつかんだ。 私はこれを、研究の仕方を学ぶために読んでいる。研究とはいかなる行為なのか、そして研究とはどの…

リテラチャー・サークルについて

連休中の課題の1つ、リテラチャー・サークルについての論文を読む。これを理解するとともに、自分でも実践できないか考えてみようと思っている。 リテラチャー・サークルを導入しようとする理由として、「読書」という行為にも様々なアプローチの仕方があり…