現代文

『こころ』読解の授業

3組での授業。昨日は9組であった。採点はまだ終わらないため、どちらも授業をする。『こころ』の最終節、第14節の読解を行う。試験前までは「私」がKの自殺したのを発見し、「もう取り返しがつかないという黒い光が……私の全生涯を照らした」という部分に手…

『こころ』読解の授業

9組、5組、8組での授業。授業変更等で今日は現代文が3コマのみであった。全て試験範囲は終わっているのだが、Kの自殺の意味について少しでも考えさせたいと思い、授業を続行する。3クラスともほぼ同じ箇所からスタートし、ほぼ同じ箇所で終わった。これで私…

『こころ』読解の授業

5組での授業。このクラスは一番遅れていたのだが、この3日間は連続して現代文の時間がある。おかげで他のクラスと同じ所まで進めるだろう。既に試験範囲として設定した箇所は今日の授業で終わるけれども、そんな小さいことを言わないで、Kが自殺する場面ま…

『こころ』読解の授業

3組と8組での授業があった。8組はKの「覚悟」の場面と、Kによる2回目の襖開けの場面とを扱った。襖開けの所はやはり生徒が活発に意見を交わすようになるね。一種の推理ゲームだからね。 3組は試験前最後の授業であった。そしていよいよ最終節、Kの自殺の…

「こころ」読解の授業

今日は授業変更により現代文が3コマあった。9組、3組、そして5組である。9組と3組はほぼ同じ進度で、一番進んでいる。5組は逆に一番遅れている。9組と3組はKの2回目の襖開けの場面を終え、「私」がKを出し抜いて奥さんにお嬢さんとの婚約を申し…

『こころ』読解の授業

8組と3組の授業があった。8組は「精神的に向上心のない者はばかだ」の箇所を扱う。3組はその次の、「覚悟」についての意味と「襖」の開く場面である。 3組はいつも良い反応を見せてくれるクラスである。今回の襖が開く場面でも良い反応を示してくれた。非常…

『こころ』読解の授業

まったく、ちょっと油断するとすぐにblogの更新が滞ってしまう。それだけ忙しい毎日を生きている。これがいつになったら終わるのやら……。 9組での授業。4クラスの中では一番進度が速い。今日はいよいよその核心部分である、Kが「覚悟、−−覚悟ならないことも…

『こころ』読解の授業

今日も授業変更により4コマの授業であった。しかも午前は3コマ連続。でも、気持ちが張っているせいか、予想よりは疲れなかった。よかったよかった。 9組と8組での授業であった。9組は昨日の3組と同じ範囲を扱った。私がKに向かって「精神的に向上心のない者…

『こころ』読解の授業

今日は授業変更のため、4コマの授業があった。現代文は3コマ。3組と9組と5組とである。3組は進度が一番進んでいて、教科書収載部分のハイライトの1つである、私がKに向かって「精神的に向上心のない者はばかだ」と言い放つ場面を取り上げる。ここはと…

『こころ』読解の授業

9組での授業。このクラスも昨日の8組と同じ進度・内容であった。同じように第1段の読み取りを始め、ほぼ同じ箇所で終わった。 明日もこのクラスで授業がある。何とか第1段の読み取りは終え、できる限り第2段に進みたいところである。 もう1つは5組での授…

『こころ』読解の授業

8組での授業。このクラスは、「私の『こころ』論」を書かせ終えており、今日から本文読解に入る。この場面では、定期考査までの残り時間が5時間しかないこともあり、私の主導でどんどん進めていくしかない。とはいえ、できるだけ最初に「謎」を示してから、…

『こころ』の授業

8組と3組での授業。8組は「私の『こころ』論」を書かせた。今までの3回の話し合いの経過を確認させながら書かせたいと思ったので、図書館に生徒を呼び、各テーブルにこれまでの話し合いで使用した模造紙を置いて、随時それを見ながら自分自身の考えを書かせ…

『こころ』の授業

5組でのグループによる読みの授業2回目。このクラスはとにかく授業と授業の間隔が空いてしまう。前回の授業は10日くらい前になる。その間に文化祭があり、休日はあり。およそ『こころ』の内容など覚えているはずもない。そんな中で、第2回目の話し合いを強行…

『こころ』の授業

9組での授業。今日は大清掃があったので、60分授業である。『こころ』の授業も5時間目である。そのうち1時間目はあらすじを書かせ、2〜4時間目はファシリテーショングラフィックを用いて、Kが自殺した理由や、Kが死ぬべきだったと考えたのはいつのことかと…

夏目漱石『こころ』の授業

出張の前後、現代文の授業を2コマこなす。漱石の『こころ』を、ファシリテーショングラフィックを活用してグループで話し合いをしながら読ませている。今日で3クラスが3時間分の話し合いを終えた。さて、これをどんな風にまとめることができるのかな。

村上陽一郎の評論の授業

夏休み前から引き続き、村上陽一郎の「科学と世界観」という評論を扱っている。この文章は、筆者の問題提起が文章全体のほぼ半ばあたりでようやく出てきたり、やや文脈の飛躍があったりと、なかなか取り扱いが難しい文章だ。それを、評論文の読み取り方を教…

「イメージの花火」大活躍

9組での授業。村上陽一郎の評論を読み始める。 その前に、レディネスを作っておこうと考え、「イメージの花火」を使って「科学の進歩」というお題で思いつくことをどんどん挙げさせた。その途中で「科学の進歩の光と闇」と二分類で発想してみたらどうかと、…

評論を終えることができた

8組と3組での授業。試験前日、この2クラスは直前に説明を終えたことになる。現代文のテストは明日あるのだ。 本文の第3段と4段の説明である。同じことを4回話すことになるので、だんだん口調がなめらかになってくる。それに応じて、だんだんと時間が延びてく…

評論を次々に終わる

5組での授業。鷲田清一の評論の4時間目である。このクラスは時間的に余裕があるので、本文の論理展開に沿って一つ一つ確認しながら最後の段落をまとめていった。終わりは少々時間が余ったので、質問タイムとする。 明日は3組と8組の授業がある。これで評…

評論も終盤になってきた

5組での授業。このクラスは、他が3時間というぎりぎりの中で鷲田清一の評論を読んでいるのだが、唯一4時間のコマがあり、比較的余裕を持って授業を進められる。今日はその3時間目である。他の3クラスよりは少し遅れているので、第2段の中程あたりから説明を…

小説の授業の時間数が多い

9組での授業。昨日、評論に入り、今日は同僚から授業をもらって、授業をした。そうでもしないととうてい間に合わない。それほど時間数の厳しい中で授業をしている。「山月記」で時間を使ったからねぇ。でも、多くて13時間、普通は11時間くらいなのだけれど。…

評論を飛ぶように読んでいる

9組と8組での授業。9組は鷲田清一の評論に初めて入る。他のクラスと同様に、音読をし、文章構成を確認して4段落に分け、形式段落1段落目の解説をする。比較的長めの、難解な文章を3時間で終わらねばならないため、どのクラスでも飛ぶように授業をしている。…

鷲田清一の評論の授業

8組と3組での授業。8組はようやく評論の授業に入った。あと残るは9組のみ。明日、入る予定である。この評論はなかなか難解である。扱っている題材は身近なものなのだが、さすがにそれを哲学すると表現はずいぶんと硬質なものになる。まあ、それを自分なりに…

「山月記」のまとめの授業その2+評論の授業

9組と5組での授業。9組では「山月記」のまとめを、5組でやったのと同じようにグループで話し合わせてまとめさせた。 やり方は5組と同じ。 李徴について批判の立場、弁護の立場から根拠を踏まえつつアイディアを出す 3〜5人のグループになり、その中で…

鷲田清一の評論の授業

5組での授業。鷲田清一の評論に入る。先週の3組と同じく、音読、文章構造の確認の後、プリントによって形式段落の第1段落の内容をまとめる。この文章は第1段落、4部構成の第1段が一番言葉遣いも難解で、理解しづらい。文章の最初が理解しづらいのだか…

「山月記」の評価をグループで考える

5組での授業。「山月記」の評価を、このクラスではグループを組ませて考えさせた。この「読みの交流」によって、どのようなことが行われるのか、またその効果はあるか、などを分析したいと考えている。 生徒を図書館に来させ、3〜5人のグループを自由に作る…

「山月記」を評価しよう

8組と3組での授業。「山月記」の最終時間である。2ヶ月半にわたり取り組んできたが、でもかかったコマ数は11コマ。意外に多くないでしょ? この授業は私の研究のために、少々変則的に進めている。まずはアンケートを行う。その後で、「山月記の主題に迫るた…

「山月記」の主題を考える授業2

9組での授業。このクラスでも読みの交流を行わせて、「山月記」の主題について考えさせている。 方法は一昨日の5組の場合と同じである。このクラスは36名と人数が少なく、4人グループで活動をさせても何となく余裕を感じさせる。ただ、私が思ったほどには活…

「山月記」のまとめに入ろうか

8組での授業。このクラスでも最後の第6段落と第7段落の読み取りをし、現段階での主題のまとめと李徴が幸福か不幸かについての考えを書かせるプリントを渡した。今日は内容の読み取りが時間ぎりぎりまでかかり、主題をまとめるプリントは渡すだけとなってしま…

「山月記」の読み取りを終え始める

3組と8組での授業。このクラスはどちらも同じくらいの進度で、第5段落の後半、李徴の「胸を焼くような悔い」の内容を探る所から始まり、第6段落の最初、「酔わねばならぬときが、(虎に返らねばならぬときが)近づいたから」を検討するところで終わった。後…