「鴻門之会」の素読の授業

 今日は昨日行われたPTA総会の代休日である。午前中はのんびりと家で過ごし、午後からは学校に行って採点をする。午前中ののんびりも、そんなにのんびりとは言えない過ごし方だったが、それでも今日のうららかな天気の良さもあって、ちょっとのんびりできた。
 さて、昨日の授業である。昨日の4限は保護者への公開授業となった。私は2組で「鴻門之会」の素読の授業を行った。この授業は次のようにして行った。

  1. まず、教科書の訓読文を用いての教師の範読
  2. 生徒同士のペア音読練習
  3. 全体での一斉音読
  4. 白文のプリントを用いて、素読の個人練習
  5. ペアによる練習
  6. 全体での一斉素読

 授業は55分間だったのだが、予想通り40分くらいずっとこれを行っていた。授業を見てくれていた保護者の方には物足りなかったかもしれないが、漢文の授業においてはこれくらい音読に時間をかけ、白文を見てすらすらと音読できることが大切だと考えているのだ。特に白文で読めることが重要だ。これを何度も重ねていくことで、漢文での読みの感覚をつかむことができるだろう。「漢文ではこう読むよな」という感覚が捕まえられれば、返り点をつけたり、書き下し文に直したりする問題などは抵抗感がなくなってくる。
 本当は第7段階として、生徒一人一人に一文ずつを割り当てて読ませようと考えていたのだが、これは残り時間がなくなってきたので次回に回した。残った数分で最初の一文の解釈をした。
 こんな授業でしたが、保護者の方々はどう見たのかなぁ?