太陽の塔だー!


 ミーハーではあるが、博物館の帰りに太陽の塔を見てきた。あいにくの雨の中、それでも岡本太郎作のこの太陽の塔はこれまた圧倒的な存在感がある。
 この地で開かれた万国博覧会は強烈な記憶がある。むろん私は訪れたことはないが、それでもあの頃はこの地で設置された各国のパビリオンの展示物に、明るい未来の姿を夢見たものである。
 今やそれらの未来はまさに夢に過ぎなくなってしまった。しかし、この太陽の塔はその時からずっと存在し、人間の真の姿を示し続けていたのかもしれない。
 雨にたたられた京都・大阪訪問であった。その最後に太陽の塔を見ることができたのは嬉しかった。作品の力が私にも伝わってきた。