2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マインドマップを使えるか?

山月記の読解が終わった後で、まとめ・レポートをマインドマップで書かせようかと考えている。「主題」・「李徴の生き方への批判」・「作者」などのコンセプトを立てさせて、自分の考えをマップに表すのだ。そうすることで学んだことの整理や体系付けができ…

山月記の授業

山月記の3時間目である。小説全体の時間推移を確認した。叢中とその傍らで李徴と袁?が対話してからは場所が移動しないので、その後は時間の推移だけとなり、それが月の様子によって知ることができることを示した。 次に第1段落の読解に入る。李徴が発狂し…

方丈記の授業

方丈記の2時間目。このクラスでも、できるだけ本文を暗唱させる。十分時間を取れないので、完全には覚えきれないが、ある程度は暗唱できたようだ。 その後で、文法の確認を中心にして口語訳を進めていく。「に」の識別については、今日のクラスでは生徒がち…

山月記の授業

山月記の2時間目。今日は第3段落から第6段落までの李徴の告白1〜4の中で最も重要な箇所を探させる。つまり、構造分析における最高潮の確認である。 まず、全体をざっと読ませ、李徴が虎になった理由を李徴が語っている箇所3カ所を探させる。そして、そ…

山月記の授業

山月記に別の1クラスも入る。まずはクラス全員で一斉朗読した。今回のクラスでは、難読語が出て来たら朗読を中断し、読み方を確認した。ゆっくり目に読んでいったので、他のクラスよりも時間がかかった。 その後で物語の基本構造図を示し、それをもとにして…

方丈記の授業

2クラスで方丈記に入る。「行く河の流れ」だ。小中間テストまでにあまり余裕はないのだが、それでも生徒たちには完全にではないものの、暗唱をさせた。結局30分くらい時間を取って、できるだけ暗唱するようにさせた。やはりいい文章だ。暗唱するにはもって…

マインドマップについて

女子聖学院の筑田さんがマインドマップを生徒に書かせる授業を行っているようだ。筑田さんのblogを見て気がついた。http://rt.sakura.ne.jp/~kanto/blosxom.cgi/net/mindmap/うーむ。授業でマインドマップを書かせるか。それはすごい。すでに筑田さんはいく…

PTA委員会開催

今日はPTAのクラス委員会が開催された。22日(日)に行われるPTA総会に先立つものだ。その中で、各クラスから選ばれた5人の委員から常任委員を1人選ぶことになる。この選出を、各クラス担任が音頭を取って行うことになるのだ。どうやって決めたらよいか、…

雑説の授業

雑説で、遅れていた1クラスが今日、終了した。このクラスでは、雑説の比喩を説明するための韓愈の歩みを少し簡略化した。また、「伯楽」「千里馬」「常馬」のみを生徒に確認していき(その代わり複数の生徒に聞いていく)、残りは私が説明した。おかげで、…

進路懇談会で考えたこと

一つ考えさせられたのは、小論文の指導をいつの時期から行うか、ということだ。どうやら小論文指導は国語科に任されているようだ。その国語科は、いつから行うかということの統一見解を持っていない。結局、各学年担当の国語科教師の意向にかかっている、と…

進路懇談会

新潟高校では毎年春に、昨年度の3学年担当者に対して、どのような進路指導を行ったかを聞く会議が持たれる。今年は、昨年の3年生の進路結果がかなり好調だったので、どのような指導を行ったかが注目された会議であった。 約1時間15分にわたり説明と質疑応…

雑説の授業

今日は古典が3クラスあった。1クラスは雑説の各段落の内容を確認させていたので、他のクラスより進度が遅れてしまっていた。今日は説明をしながら口語訳を進めていく。ところが、連休明けの後遺症か、必要な説明事項を忘れてしまったり、句法の説明のため…

『方丈記』の授業

「雑説」の比喩を生徒に考えさせ、確認させた後、『方丈記』の冒頭部、「行く河の流れ」を読む。 まず全員で音読した。その後で、確認すべき文法の箇所を示したプリントを配布し、さらにその中でも助動詞「なり・り」の練習問題プリントを配布して、宿題とし…

『山月記』の授業

連休の谷間、今日から現代文は中島敦の『山月記』に入る。 2年生の主要小説教材の1つだ。これをどのように扱うか、思案のしどころである。しかし、あくまで「小説を読むための読み方を教えること」、そして「小説を読むことによって自分の頭で考えること」…