ブッククラブの理論的背景を探らなければならんなぁ

 私の研究テーマは「電子掲示板を活用した、協調学習を組み入れた読書レポートの実践」である。読書レポートを電子掲示板を使って書き込ませることは前からやっている。そこに協調学習を組み入れて、より効果的に行おうと考えている。
 言うなれば、「オンラインのブッククラブ」である。読書レポートをオンラインで書かせるということは、つまりはオンライン上でブッククラブを実施する、ということだ。
 それならば、ブッククラブが何故必要なのか、ブッククラブは何故国語科の学力にとって効果的なのか。その理論的背景を探らなければならない。ブッククラブしかり、リテラチャー・サークルしかり、リーディング・ワークショップしかり、である。それらの拠って立つ理論的背景をしっかりと理解した上で、それをオンライン上で行う意義について考えねばならない。それをして初めて、私の研究の方向性が確保される。
 なかなか物事はそう簡単には分からないものだ。これらのことは、考えてみれば当然なのに、今日、本を読みながら、その本に書き込みをしている最中に気づいたことだ。
 やはり本を読みながら、思いついたことや考えたことを本に書き込むことは大切なのだなぁ。書き込みはいわば本との対話の跡である。本への批判的検証だとも言える。こうした読み方はとっても大切だ。これを教室でも教えるべきではないかなぁ。