始業式と入学式だったが…

 今日は始業日。いよいよ今日から新年度がスタートする。
 最初に旧ホームルームでSHRを行う。ここで、私は生徒に担任を降りたことを告げた。そしてその理由も。さすがに私が担任を降りたと告げた時、彼らは黙り込んだ。でも、その説明も早々に、入学式の設営作業および大清掃に突入する。この間、アメリカ研修に行った生徒の数人からおみやげのお菓子をもらった。「先生は甘いものが好きだとお聞きしたので」と言った者もいた。よく知っているね。このような私のこともちゃんと考えていてくれる、よい生徒たちだ。
 設営作業、大清掃を終え、最後の旧ホームルームによるLHRを行う。とはいえ、大半は配布物と、新ホームルームで回収するための書類を配布するのに費やされる。そして、1年10組とお別れする。私には過ぎた、よいクラスだった。このクラスは、私が本校で担任する最後のクラスとなるだろう。本当に私は、この学校で6年間担任を続け、3つの学年、6つのクラスを担任した。その6つのクラスのすべてがよいクラスだった。私はクラス運に恵まれている。これも、神様のご加護と祝福であろう。心から感謝して、1年10組とお別れした。
 生徒の個人ロッカーを平行移動させ、新クラスに入るお手伝いをする。ここからは新しい担任にすべてを任せ、私は教務室で次の作業に取りかかる。何しろ今日は私用があって、午後から休まなければならない。そのためにドタバタと仕事を片付ける。ところが、結局は1つしか片付けることができなかった。ええい、後は徹夜じゃい!
 始業式の後、今日の午後からは入学式が行われる。しかし私は年休を取り、大学へ向かう。今日はD2のガイダンスがあるのだ。今年1年間の勉学の基礎となる説明を受けるため、仕方なく入学式はパスした。全く、社会人学生の都合を無視した日程だよなぁ。
 それも何とか終え、自宅に戻り、今度は家族についての作業を行う。これもとりあえず終了。まだまだ終えていないものは多く残っているが、とりあえず今日はこんなくらいかな。
 明日は対面式、LHR、学年集会と続き、午後は授業である。明日も私は私用があるのだが、新年度初の授業もある。さあ、どんな生徒たちと出会えるかな。
 下の動画は、CLAMPがこのたびの大震災に際し、「自分たちでできること」を示したものです。