新年度準備の日

 今日は1日、公式には何の予定も入っていない日である。明日から生徒たちが登校し、学校がいよいよ始動する。つまり、今日は春休みの最後の日、というわけだ。この1日を余らせておくのは非常によいことだ。何しろ昨日は1日中会議をしていた。生徒を迎え入れる準備などほとんどできてはいない。そこで、今日の1日がまるまる与えられて、新年度の準備をするわけである。これはよいね。かつては、始業日の前日の午前に会議を行い、その午後に教務室の座席移動を行っていた。もう、この日程では新年度準備など何もできはしなかったのだ。私の発案で座席移動日が年度末の最後の日になった。私がなした数少ない貢献の一つかなぁ。
 さて、その今日であるが、担任を降りた私はゆっくり時間を使えると思っていた。ところが甘かった。いくつかの仕事をし残してしまった。まずは、卒業生から依頼されていた調査書を作成する。私が昨年卒業させた者のうち、多くが大学に合格し、晴れて大学生になっていった。その一人から調査書の発行を依頼されていたのだ。今回の結果についてまだよく分かっていない者が2人ほどいる。さて、彼らはどうなったのかなぁ。おーい、O君、M君、結果はどうなったかい? そしてI君、W君、どの大学に行くのかい?
 続いて、学年だよりの作成に取りかかる。副任なのに、相変わらず学年だよりの担当である。学年だよりを書くようになって、これで5年目だ。私の拙い文章が、それでも多くの生徒に読まれ、さらにそれは保護者にも読まれている。ありがたいことだ。でも、今年は副任のために、今までよりも授業の持ちコマ数が多くなっている。私は今年度は7クラスを教える。副任の宿命なのだが、それにしても多い。それに加えて例の仕事がある。新しいネタを盛り込んだ文章をなかなか書くことができない。
 その合間に年休を取り、次男を病院に連れて行く。眼科の定期検診を受け忘れたので、今日連れて行くことになり、私が行ったのだ。次男と二人、自転車に乗って近くの大学病院に行く。暖かい春の陽気だったなぁ。まだ肌寒さは残っているが。私の好きな、5月はもうすぐである。
 待たされること2時間半、ようやく診察が終わり、とって返して学校に戻る。そして、学年だよりの作成に戻る。そうしているうちに、今度は金曜日に行われる春休みの課題考査の検討会に参加する。これがまた時間がかかる。そして三度学年だよりの作成へ。今日は1日中、学年だよりを作っていたような気がするなぁ。
 最後に個人用の教務手帳を準備して終わり。まだし残した仕事が3つある。明日へ持ち越しだが、明日はまた忙しいのだけれどなぁ。