「舞姫」の授業

 1組での授業。文系は単位数が多いので、授業の進度が速い。しかし、いろいろあって、まだ「舞姫」の内容に本格的に入っていない。そろそろいかんでしょう、ということで、今日は全体の構成を、生徒に確認しながらこちらでまとめていった。
 豊太郎の年齢が分かる記述を拾い出し、それを板書して順番を整理して、年齢を確定していく。その場面での場所や登場人物なども確認し、そこから一気に5つの場面分けへとなだれ込んだ。本来は生徒に、例の「物語の基本構造図」を使って、「発端」「クライマックス」「終結」などの箇所を探させるといいのだろうが、何しろ相手は文語文である。通常のようにすいすいと読むわけには行かない。しかも、短編小説とはいえ、長い。この作品に関しては、教師側である程度場面分けをしてやらねばならないだろう。
 結局今日はその場面分けで終わり。3時間目なのにまだ内容に入っていない。ちょっと急ごうかな。