和歌の授業

 今日は初めてのクラスが2つも続く。これでようやく全クラスに顔を出せたことになる。
 8組での授業。今年1年間の進め方を説明し、早速「万葉集」の柿本人麻呂長歌を読む。本当に、人麻呂の長歌は何度読んでも良い。今回の泣血哀慟歌はそうでもないが、人麻呂の長歌を読んでいると、そのうねるように進む感じが非常によい。枕詞や序詞が実に効いている。勢い、生徒への説明も力が入る。
 今読んでいる本から思ったのだが、国語の教師とは「アクター(演技者)」と「エディター(編集者)」の2つの面が必要だと思う。教材の魅力を生徒に伝えるための「アクター」としての面と、生徒の意見や考えを全体でまとめ上げる「エディター」としての面である。古典の授業では主に「アクター」の方かな。