「山月記」の授業

 5組と9組での授業。私は今年は現代文を4クラス担当する。今日でそのうち3クラスに出て行った。明日、最後の1クラスに出る。しばらくは授業開きが続く。
 今日も、今年度の現代文の学習計画について話す。今年は生徒に長文問題集を持たせ、それを1週間で1題ずつ解いていくようにと指示している。そしてだいたい1か月に1回ずつ提出させて点検する。さらに、そこまでの範囲で定期考査に出題することにしている。副教材の与え方・扱い方はいろいろ議論があろう。今回はこのように長文を読んで、問題をコンスタントに解くことによって、現代文の問題解答に必要なスキルを身につけさせよう、と考えた。本当は本をどんどん読ませることが一番の対応策なのだが、現代文の問題を解くためには、やはりあの種類の問題を解く経験を積ませることがよいと思う。回数を重ねることでスキルを自発的に獲得させようというわけである。事実、私自身もそうやってスキルを身につけたしね。
 授業は変わらず、中島敦の紹介をし、「山月記」をグループで音読させた。5組では音読の時間が足りないくらいだった。そこで、9組では私の説明を短くし、音読の時間を多く取った。そのため、次の疑問・質問を出させる作業で少し解説を多くすることができた。
 さて、「山月記」を生徒はどのように読んでくれるかな。また、どんな方法を使って読むのだろうか。楽しみだ。