中国派遣を希望する生徒が出た

 県教委と中国との共同企画で、新潟県の高校1年生を中国へ10日間ほど派遣する事業がある。それに希望する生徒を学年挙げて募っているが、我が10組からも昨日一人の生徒が応募書類の下書きを終えて持ってきてくれた。
 この派遣者の選考は小論文が決め手になるという。そこで、手ぐすね引いてこの生徒の小論文を添削しようと思っていたが、最初からなかなかハイレベルな内容のものであった。日本の現状に対する問題意識や、自分自身の訪中の理由・期待など、内容的には私が想定しているものを十分に備えていた。これは大したものだ。
 あとは読点の打ち方を整えてやったり、多少の文の意味の取りにくい部分を指摘して直してやったりしたくらいである。拍子抜けするくらい内容的には完成度の高いものだった。いやいや、素晴らしい。
 本校にはアメリカ研修という素晴らしい企画もある。しかし、中国に行くことは、おそらくアメリカでの経験とは異質の、そしてきわめて重要な経験を15歳の彼らに与えてくれるはずだ。こうした企画に対しては、もっと多くの生徒が手を挙げて欲しいなぁ。もっとも、県教委のアナウンスのタイミングは最悪であったが。