古体詩の授業

 今日から特別編成授業である。この間、国語は各クラス5コマある。その5コマは、次のように展開する計画である。

  1. 漢詩:古体詩の解説
  2. 小論文の学習:分野別小論文の準備
  3. 期末考査の返却・解説
  4. 小論文の学習:分野別小論文の練習
  5. 小論文の学習:分野別小論文模擬試験の実施

 今日は8組と7組とで授業があった。古体詩の解説である。
 我々が使っている数研出版の古典は「桃夭」「代悲白頭翁」「子夜呉歌」「兵車行」そしてもう一つの詩が収められている。まずは「桃夭」を使って、古体詩の形式やら換韻格やらを説明する。そして音読したあと、簡単に意味を説明した。その後で、「代悲白頭翁」と「兵車行」を使って、どちらか一つを選び、詩の内容からどう区切るべきかを考えさせ、さらに好きな一節を抜き出して鑑賞文を書かせることとした。教師が説明するよりも、自分たちで読んだ方が身に入るだろうと考えたからだ。
 実施した結果、生徒は詩を区切ることにだいぶ苦労していたようだ。確かに、これらの詩の区切りは難しいだろうな。換韻しているのだが、その箇所が分かりにくい。それでも、授業終了後に提出してくれた生徒の鑑賞文を読んでみたが、短いものだが非常にユニークでよく考えられたものが多かった。これはぜひ全員のものを読んでみたいものだ。また、私だけでなく、生徒たちにも回し読みをさせたいと思う。明日、それが出来るかな。