小論文の学習

 昨日は「はてなダイアリー」の調子がおかしくて、更新できなかった。Safariと相性が悪いのかな。
 さて、昨日は期末テストを返却し、残りの時間は小論文のワークノートに沿っての学習を続けさせた。今日はそれを受けて、小論文を1つ書かせ、それをクラスメート内で読み合うことをさせた。
 このG社のワークノートは、自分が書こうとする分野を選ぶと、その最終ステップには一つの小論文の課題が出されている。生徒はそれまでその分野について調べてきた内容等を参考にして小論文を1つ書いてみる、という流れになっている。なかなか良くできている。今日はその小論文を書かせたのだが、以下のような流れで授業を展開した。

  1. 昨日の授業で、今日書く予定の小論文をできれば完成させているようにと指示しておく。
  2. 今日の授業では、最初の30分前後を小論文の執筆時間に充てる。
  3. 選んだ分野ごとに生徒を移動させる。この作業をやりやすくするため、今日は図書館で授業を行った。
  4. 同じ分野を選んだ者同士でお互いの小論文を回し読みさせる。
  5. 最初の者は、作文用紙に示されている5観点による評価をする(3段階)。
  6. 2回目以降の者は、短評を書く。ただし、良い点を見つけて誉めるようにする。
  7. 最後に、自分の原稿用紙を机上に広げたままにさせて、全員に席を立って自由に他の者の文章を読みに行かせる。
  8. 用紙を提出して終了。

 一番にぎやかだったのは最後の自由閲覧の時かな。でも、同じ分野同士での読み合わせの時もなかなか真剣な表情を見せていた。本当はその中でお互いに意見を言わせるといいのだが、そのためにはまた大がかりな準備が必要なので、今日はこのくらいとした。
 さて、生徒にはどの程度力になっただろうか。幸いなことに、この小論文の学習を始めてから、学級日誌には「小論文は楽しかった」というコメントが多く書かれている。このようにして心に残るのならば大成功ではないだろうか。