「羅生門」の授業

 これは昨日の授業。9組であった。9組は他の2クラスより授業のある日が早く回ってくる。他よりも2時間くらい先に進んでいる。そのため、準備を先回りして行う必要があり、大変だ。
 今日は「文学作品の構造」プリントを使って、「羅生門」の構造分析を行わせる。まず、「文学作品の構造」をプリントを使って説明する。相変わらず「水戸黄門」を使って、構造の説明をする。しかし、相変わらずこのクラスは「くすり」とも笑わない。一人だけニコニコして聞いてくれている者がいたが、後は真面目な顔で私のお馬鹿な一人芝居を聞いていた。やれやれ、教師とは切ない職業である。(^_^)
 その後、10分間の時間を取って個人で構造を分析させ、15分間の時間で4人のグループで構造分析の確認をさせる。しかし、どうもあまり上手く行っていないらしい。中には話し合いらしき話し合いを一切しないグループもある。和気藹々と話をしているグループもあるのにね。
 その後でランダムに指名して、分析結果を確認する。やはり、生徒の答えはバラバラである。だが、ちゃんと考えていることが分かるような間違い方だったので、それを指摘しつつ、説明をする。構造分析の手順をちゃんとプリントにしてあるのだが、それでも生徒はストーリー展開から何となく区分をしてしまう。「発端」や「クライマックス」の定義を考えれば、そう見当はずれな箇所には行かないはずなのだが。
 さて、この「羅生門」の授業ではビッグな展開をこの後に用意している。その最初の授業は明日の1限だ。しかもその授業を英語の教育実習生が見学するという。さて、どうなる!?