『動的平衡』

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

 福岡伸一著作の何番目かな。今日、ETC装置を取り付けるために訪れた自動車ディーラーの店の中で読み終えた。
 内容はこれまでに氏が書いている著作のものとほぼ同一である。何しろ雑誌連載の記事をまとめたものだからなおさらだ。それでも、生命について、食生活について、氏独特の分子生物学的知見に基づいた思索が展開されていて、非常に興味深い。ページのそこかしこに銘記すべき文言が記されていて、この本にもたくさんの折り目が付いた。
 私は、銘記すべき文言のあるページの上隅を少し折るようにしておく。この方が一番簡単に本の印象をとどめておける。もちろん、傍線を引くこともよくやっている。ただ、傍線を引くとページの端を折ることをしなくなるので、後から確認する時に面倒だ。端を折っておけば後からすぐにその箇所を確認できる。その代わり、古本には出せないね。まあ、古本に出す気がないからいいんだけど。