枕草子の授業

 7組と8組での授業。今日は前回の続き、「宮に初めて参りたるころ」の敬語と助動詞の確認から始める。しかし、これを教室で生徒にやらせても、特に理系の45人入っている教室では学習が活性化しないだろうと思い、今日は2クラスとも図書館に連れて行って、すべて作業とした。しかも、席は自由。自分の組みたい者とグループを組んで好きな場所に座るように、と指示した。条件は、必ずグループを作ること。個人作業は認めなかった。
 そうして、敬語動詞の確認と種類の弁別をさせ、次に助動詞を見つけさせて、文法的な説明を書かせた。さらに、各段落で1つずつ、読解の要となる設問を載せたプリントを用意し、これをグループで話し合って解答するように指示した。7組の方は時間が足りなくて、このプリントまでは手が回らなかった。しかし、8組は敬語については前回の授業である程度終わっているので、今回は敬語・助動詞とともに読解のプリントも各グループを代表して1枚ずつ提出させた。
 その生徒の解答を見てみたが、なかなか面白い。鋭い読みを示しているものもあれば、本文の読解を完全に読み間違えているものもある。生徒が提出してくれた8グループ分の解答をすべてワープロで打ち込んで印刷した。これを生徒に示して、口語訳していく過程で読みを修正させていこう。なかなか面白い解答が集まった。