評論の授業

 4組での授業。「である」ことと「する」ことの授業である。もちろん、要約の授業をする。
 3組では各小見出しの部分に分けた本文を印刷し、それを分析させながら要約をさせていた。しかしそれでは全体を見渡して全体の構成を考えるということが出来ないなぁ、と今朝気づいた。これは困ったと思ったが、気づいてしまったのは仕方がない。プリントを大幅に作り直し、本文は教科書のものを使わせることにした。教科書本文にどんどん書き込もうというわけだ。ただ、教科書本文はページ数が多く、全体を見渡すのにはあまり良くないなあと思っているのだが、仕方ないだろう。
 そして、今回は「15分:本文分析と要約文作成」→「3分:グループ内で回し読み&添削」→「15分:再び執筆」→「3分:回し読み&添削2回目」というサイクルをかなり厳密に行った。こうした時間制限をかけることで緊張感とゲーム性を与えることが目的であった。そして、黒板には回し読みのチェック・ポイントを書いておいた。

  1. 誤字・脱字がないか?
  2. 日本語文としておかしくないか?(主述の不一致など)
  3. 各形式段落の要点をきちんと押さえているか?

このようにやるべきことをかなり明確化させたところ、普段は反応の鈍いこのクラスでも真剣に作業に取り組んでくれた。これはなかなか良いね。要約という辛気くさい作業を少しでも楽しくできるのではないか。