茂吉の短歌も終わる

 3組での授業。斎藤茂吉の短歌も終わった。しかし、「足乳根の母」という表現は、本当に我々の心根をぐっとえぐるものだなぁ。特に乳飲み子を抱えている私にとっては、「足乳根の母」というのはまさに目の前に繰り広げられる現実の風景である。我々という存在を生み出した源であるもの、それがこの世から消え去ってしまうということは、どんなにか我々の存在を揺るがす出来事であろうか。この点、「父」はそれほどまでの力はないなぁ。
 来週はこのクラスでも短歌の作成に取りかかる。この3組では少し冒険をして、他のクラスでは1首のみを提出させているが、2首を提出させてみようと思う。さらに6年前の作例を配布しない。つまり、6年前に私がこの実践に取り組んだ時と同様の条件を揃えてみることにした。さて、他の2クラスとどのような違いが出るかな。