やっと牧水・茂吉の短歌を解釈している

 3組での授業。時間割のせいで、3組ではやっと牧水・茂吉の短歌を解釈している。他の2クラスは短歌制作が終わったというのにね。
 相変わらず牧水の「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」は授業が成立しやすい短歌である。疑問点を出すポイントがはっきりしているし、「かなしからずや」を疑問と取るか反語と取るかや、「ただよふ」の箇所でカモメは空中を漂っているのか、海の上を漂っているのかという二択の質問は非常に盛り上がる。生徒に話し合いをさせると、彼らは本当によく話をし始める。そして、様々な意見を言う。短歌に限らず、小説の授業もこうであるべきなんじゃないかなぁ。
 茂吉の短歌の説明の途中で今日は終わった。明日はいよいよ短歌の解釈を終え、創作の手順を説明する。3組では、他の2クラスの状況を参考にして、生徒には二首を提出させようと考えている。さて、これが吉と出るかどうか。