伊勢物語の授業

 授業が再開されて2日目である。昨日も古典と現代文の授業があり、今日もあった。
 古典は8組と10組。8組は伊勢物語に入る。しかし、最初なので、助動詞の解説でまだ残っていた「たし・まほし」「ごとし・やうなり」の説明をする。これらの助動詞は理解すればOKなので、練習は扱わないことにする。
 そして、伊勢物語の説明をする。私は文学史的知識を比較的詳しく扱う方だと思う。文学史は何より面白いし、その知識は生徒に必要だろうと思う。自分が読もうとしている文章が歴史的にどのような位置づけにあり、当時はどのような時代で、この作品はどのように書かれたのかを知ることは大切だ。古典を学ぶ際には、当時の執筆された時期を想像して読むべきである。
 そのあと、「芥川」を読む。しかし、助動詞の学習を終えたばかりなので、まずは芥川の本文を使って助動詞の練習をする。指摘した助動詞の意味と基本形と活用形、そして訳し方を答えるよう、プリントを作ってやらせる。生徒に聞いてみるべきだなぁ。ついスピードを重視して自分が説明してしまうが、生徒に確認しながらやれば、彼らの理解の状況が分かる。