情報教育は課題解決型授業によって達成される

 情報教育と国語科指導との関連を追究するのが私の研究テーマの一つである。そこで、改めて情報教育について調べ、聖心女子大の永野和男先生の論文や文科省の「教育の情報化についての手引」をダウンロードし、さっと目を通す。
 情報教育は教科「情報」だけが手がけるべき内容ではない。情報の活用力はすべての教科において取り上げ、育成すべきものであり、当然国語科も例外ではない。例外どころか、国語科は優れて情報活用力を育成するのに適した教科であり、国語科の授業はその情報活用力の育成という観点から再定義すべきだ、と考えている。
 そして、課題解決型授業を行うことにより、情報活用力が育成されていくということを改めて確認した。この課題解決型授業として、私はワークショップ型授業へと探究を進めていったのである。
 この課題解決型授業というものをもう少し捉え直してみるべきだな。文科省の手引にも指導例が載っているが、それをまず捉えるとともに、それ以外の指導法について考えるべきだ。また、高校段階ではどんなことができるかを、考えるべきだ。