生徒が「よしっ!」と手振りをしていた

 9組での授業。「好奇心」の4時間目である。この文章にここまで時間をかけるつもりはなかったのだが、結果的にそうなってしまった。
 今日は、文章に関する詳細な設問を用意したプリントを使って授業を進める。まずは生徒たちに個人作業でこのプリントを解答させる。次に、グループを組ませて各自の解答を確認させ、答えをブラッシュ・アップさせる。その際、A4用紙に十字を書いて4つの場所に区切った形のプリントを用意し、それを1グループに1枚ずつ置いていく。4つの設問の番号を書かせ、それぞれの設問の担当者を決めさせる。その担当者が他の3人の意見を聞きながら解答をまとめていく。終わったら、次の設問の担当者に紙を回し、次々に解答をまとめていく、というようにさせた。狙いは明白である。こうすることにより、グループ員の全員が話をするようにすること、ひいては話し合い活動を活発にさせるためのアイテムである。
 話し合いの様子を見ていると、前回よりは話し合いは活発になったような気がする。しかし、相変わらず活発に話し合うグループと、静かに個人作業をしているのが目立つグループとがある。この静かグループを何とか活性化させたいものだ。もちろん、メンバーの性格もあるから、そう簡単ではないだろうが。
 今回の設問は解答がかなりはっきりと決まるものである。話し合いによって変動するものではない。そこで、残りは私が正答例を説明していく。その中で、たとえの意味を説明していたところ、ある生徒が「よしっ!」と身振りをしていた。答えがはまったのだろうね。いいものだ。