駿台模試分析会

 その会議の1つ。5月に行われた駿台模試の教員向け分析報告会が行われた。駿台模試の担当の方が来校され、本校生徒の出来具合や入試を取り巻く状況、他校比較等をレクチャーしてもらう。その中で印象的なのは、本校生徒が力はそこそこあるものの、志望先が他県の同レベルの学校と比べると難関校への志望数が少ないということだ。もちろん、東大が絶対良いんだとは言えないだろう。でも、客観的データとして、研究費の割り当て、大学運営費の割り当ては難関校と言われる大学の方が多い。どの大学でも良い出会いはできるだろうが、客観的に見て、難関校の方が研究環境が整っている、ということは言える、という。そこで、本校生徒にはもっと難関校への志望を増やすべきだ、というのである。
 確かに、これからいくらでもつまずくであろう彼らだ。つまずけば志望先を低くする。それが、元々高くなければつまずいた時に下げることもできない、というわけだ。
 本校は難関校への進学実績が問われる学校である。どうしてもそこを避けるわけにはいかない。とすれば、どうやって生徒たちの志望を高くさせるか、ということだ。確かに、地元新潟大学(医学科は除く)への志望数が少々多すぎるなぁ。進路先について、力はあるのに、安易に考えている者がいるのではないかと思う。