大学入試オリエンテーション(文系)

 本校では2学年を対象に、この時期に「大学別オリエンテーション」というのをやっていた。これは主要な大学ごとに入試方法や本校での実績などを紹介して、生徒に受験への意識付けをさせようというものだ。同時に、教員も入試方法について学習させようというものである。しかし今年は、あまりに露骨な「大学別」の入試説明をすることをやめて、「大学入試オリエンテーション」とした。大きく、(1)最難関大学(例:東大)、(2)難関大学(例:東北大)、(3)地方国立大学(例:新潟大)という3種類に大まかに分け、それらを大学の特徴や受験するための心構え、また学習の準備方法について説明することとなった。今日は文系、明日は理系、明後日は医学部の説明である。
 私は文系の最難関大学を担当することとなり、その説明をした。私がこの手の説明をする時は、当然ながらプレゼンテーションを行う。私はMacなのでKeynoteというソフトを使う。MacWorldなどで、ジョブズが使っているソフトウェアだ。もはや、このKeynoteでなければプレゼンの資料が作れないほど、このソフトに慣れ親しんでいる。これを、東京に出かける前に作っておかなければならなかったのだ。先週の私の忙しさが少しわかるでしょ?
 さて、説明会には40名ほどの生徒が集まった。そこには、東京大学はもちろん、京都大学一橋大学、そして私立難関大学を第一希望にしている生徒が集まっている。あまり東大ばかりに話を限定しては生徒がつまらないだろうと思い、私立大の資料なども用意し、また生徒には資料を調べて書き込むという作業も含めた説明とした。そのためか、結局60分ほどの時間がかかったのだが、大半の生徒は集中して聞いてくれていたようだ。この説明を通して、生徒が大学入試について少しでも具体的なイメージをつかむことが出来、学習態度へと結びついてくれれば嬉しい。
 会が終わった後、何人かの生徒が残ってくれて、いろいろと質問をしてくれた。中にはじっくりと話を聞き、話をした生徒もいた。いいことだ。これらをきっかけに、ぜひ大いに悩んで欲しい。