「富岳百景」の授業

 8組での授業。昨日に引き続き、本文の音読を続ける。その後、本文中で富士についての感想等を述べた箇所を抜き出させ、それが冒頭の悪い印象が次第に変化していくことを確認する。そこから、この小説が「私」の人間性の回復と再出発の決意を綴るものであることを説明する。この小説の場合、そうした一般的な見方である主題を先にインプットした後で、本文の表現を検討した方がよいだろうと判断した。一種の「古畑任三郎」型授業である。さて、これがどんな結果になるだろうか。何しろ8組は、残り3コマしかないのだからね。