「雑説」、「祗園精舎」の授業

 9組と1組での授業。どちらもほぼ同じ内容となった。
 まず昨日説明した「雑説」の登場人物たちの比喩について考え、説明する。その後、主題のまとめをする。本当はここをこそ生徒に考えさせたい所だ。ところが、私が説明してしまった。困ったなぁ。学習した内容を踏まえて、マップを描くなり、文章にまとめるなりすべきである。今日も55分授業であり、残念ながらそこまで考えが及ばなかった。次には唐宋八大家についての説明をする。
 その後、平家物語に入る。平家物語についての説明をした後、「祗園精舎」を音読する。そして、「祗園精舎」全文を暗唱することを指示する。いやぁ、相変わらず覚えやすい文章である。3年前に同じようにして暗唱をさせ、私自身は暗唱する努力はしなかったものの、生徒が言いに来るのを20人ほど聞いていると、自然と覚えてしまった。今回は、少々暗唱することに意識的になってみた。でも、3年前に覚えたせいか、今回もすぐに覚えることができた。つくづく覚えやすい、よい文章である。
 これを、3年前と同じように、全文を暗唱させ、学校中ならばどこででも私をつかまえて音読するように、と指示した。もっとも、今日で授業は終わり、年末年始に入るため、本格的な暗唱は来年に持ち越されるだろう。さて、今年はどこで生徒につかまえられるかな。