詩の授業

 2組および8組での授業。
 2組は「小諸なる古城のほとり」の実質1時間目。しかし、今日で夏休み前の授業は終わるため、「小諸なる」の口語訳のみでとどめた。それと、詩の構成などについて確認した。
 8組も7月中最後の授業である。茨木のり子の「対話」に入る。できればこの1時間ですべて終わらせてしまいたかったが、8組であってもこの詩の読み取りはそうそう簡単なものではなかったようだ。どうしても彼らは1行目の「ネーブルの樹の下にたたずんでいると」、その後に続く花々と星との交歓の姿にとらわれて、その舞台が空襲警報鳴り響く戦時中であることにまで思いが届かない。そこを読み取らないと、この詩の悲痛さや切なさは理解できない。よく考えさせられる構造を持った詩なのだなぁ。