「苛政猛於虎也」の授業

 1組の授業。今日で無事この文章が終わった。疑問形の説明から、ついでに反語形との違いまで説明する。また「於」が比較的になる場合の説明もする。
 その後で、プリントを使い文章のまとめをする。以下の4つの質問を投げかける。

  1. 「泰山」は聖山として尊ばれていたのだが、そこは虎によって人が殺される恐ろしい地である。なぜ、聖なる土地とされていたのか。
  2. 「苛政」とは具体的にどのような政治のことか。
  3. 「小子識之」とあるが、孔子は何故弟子に対してこのように言ったのか。
  4. 「苛政猛於虎也」に表れた、孔子の政治思想とはどのようなものか。

 以上を、生徒に10分間ほど時間を与えて考えさせ、その後で指名をしつつ全体でまとめていった。
 倫理で中国の思想家を扱ったばかりとはいうものの、4番目の質問に対して「徳治主義」とすぐに答えたのは大したものだった。