羅生門の授業

 今日は2組と8組で羅生門の2時間目の授業を行った。どちらも先週7組でやった、小説の構造を確認することと、下人の人物像を整理することが内容である。7組と同じように行ったのだが、クラスが違うと反応が違うものだね。
 2組は小説の構造分けで生徒の意見がかなりばらけた。それを確認させ、修正するのにえらく時間がかかった。それでも、何人かの生徒がクライマックスの部分について積極的に発言をしてくれて、良かった。全体としてあまり反応が良くないな。応援歌練習の直後の授業だったからかな。
 8組では、今朝読んでいた『ことばを使いこなすイギリスの社会』の影響で、前回と同じようにグループを組ませ、個人作業なのだが話し合いもOKとして進めた。区切りの確認や下人の人物像の整理もほぼグループ単位での発表となった。この形だと、私が聞きながら整理するよりも、生徒の方で区切り方やら下人の年齢やらについて自然と話し合いが進んでいた。こうする方がやはり良いのかも知れない。「子どもは話をしながら学ぶ」というのが、発達心理学の大原則だそうだから。

ことばを使いこなすイギリスの社会

ことばを使いこなすイギリスの社会