羅生門の授業
7組での2時間目の授業。前回は下人と老婆の人物像についてグループごとにまとめさせた。今日は「文学作品の構造」プリントを使って『羅生門』の作品構造について読解を進める。事件の発端、クライマックス、山場の場の始まりなどを確認しながら、全体を4つの部分に分ける。クライマックスの部分で少々意見が割れたが、後はほぼ落ちつくべきところに落ちついた。説明をしていったが、生徒も納得していたように思う。
その後で下人の人物像についてまとめとさらなる読み込みを行う。下人の年齢は、家族・友人関係は、主人との関係は、などなど5つの問題を取り上げ、それぞれ意見と根拠を挙げさせる。そして、生徒に発表させながら、私自身の読みを紹介する。今日は下人の年齢と家族・友人関係についてしか確認できなかった。
以下の本が参考になる。それぞれの問題について、一層深い読みが紹介されている。「読み研」の羅生門の本が入手困難な今、貴重な本だ。
- 作者: 高橋良久
- 出版社/メーカー: 溪水社
- 発売日: 2007/03/20
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (2件) を見る