「壕端の住まい」2時間目

志賀直哉の「壕端の住まい」の本格的な読解に入る。本文構成の分析は終えているので、今日はもう一度構成を振り返りながら、冒頭部に小説世界の時間・場所・登場人物・その性格が紹介されることを確認し、また、展開部の1段落目はまだ事件が起こっていないので、その予感が示されることを確認した。その後で、プリントに用意した設問を生徒各自に解かせた。そして、そのプリントを隣同士で交換させ、添削をさせながら、指名して本文解釈を確認していった。生徒の読み取りがまだ不十分なところがあり、それを導いていくのに時間がかかって、予定したところまでは進まなかった。解答作成に時間を取りすぎたこともあるだろう。まあ、このクラスは残り時数に余裕があるので大丈夫だが、もう1つのクラスではそうはいかない。気をつけなければ。