休日講習

漢文の句法の確認を行った。使役形と受身形について、解説と演習のプリントを事前に配布しておき、それを解説した。以下のような流れで行った。

  1. 使役形の基本形を解説する。以下の2点を強調した。
    1. 使役の助字の真下の名詞に「ヲシテ」を送ること
    2. 「未然形」+「しム」となること
  2. 使役の例文をいくつか白文で板書し、訓点をつけさせる
  3. 演習問題の解説をする

次に受身形について、同様の流れで解説した。受身の場合は3つのパターンになる。それら1つ1つについて、特に次の点を強調した。

  • 「為所」の場合
    • 「連体形」+「所と為る」となる
  • 「被・為・見」の場合
    • 「未然形」+「る・らル」となる
    • 「る」は四段・ナ変・ラ変動詞の場合、「らル」はそれ以外の動詞の場合に使う
  • 「A於B」の場合
    • 「動詞」+「於」の場合は受身
    • 「形容詞・形容動詞」+「於」は比較
    • 「於」+時間・場所の場合は場所・時間の助字

以上を説明した後、それぞれについて例文をあげて訓点をつけさせ、その後で演習問題の解説をした。


漢文は一度しっかりと基本をたたき込む必要がありそうだ。基本の形を繰り返し練習することで、頭に定着していくだろう。