「花山院の出家」「漁夫辞」の授業

 7組では「花山院の出家」をまだやっている。しかし、安倍晴明の屋敷前を花山院たちが通り過ぎる場面まで終わった。あと1時間あれば十分終わるだろう。
 8組では「漁夫辞」を進めていく。まずは音読をさせる。十分音読練習させた上で、白文を印刷したプリントを配り、これを教科書を見ないで書き下し文に直させる。その前に、白文を見ながらもう1度音読をする。十分に練習をしているから、けっこう読めるものだ。そうして確認させたあと、書き下し文に直させる。これは、「〜ニ」や「〜シテ」などの送りがなが「於」や「而」などの助字を読んでいるのだということを意識付けさせるためである。そして、白文で漢文を読むことに抵抗感を少なくさせるためでもある。
 生徒はほとんどがすらすらと書き下し文を書いていた。まあ不正確なところもあるのかもしれないが、まずは書いてみることが大事である。こうした訓練をもっと早くから何度も行うとよいだろうな。助字の働きがよく分かる。
 その後で、口語訳を進める。第1段落はだいたい終わった。なかなか良いペースである。