「小諸なる古城のほとり」を1つのクラスで終える。ここでも各行を口語訳させた。このクラスではそんなに問題なく、生徒たちは口語訳をし、十分時間をかけていた。前の別のクラスでは、この作業をさせたら多くのものが何もしなかったりと、ひどく消極的だった。この差はいったい何だろう。「口語訳」という作業に対する意識の違いか。つまりは、担当する教員の口語訳に対する扱い方の違いか? もしそうだとしたら、私が古典を担当するクラスではどうなんだろう。
各行の口語訳の後、詩の深層に読まれている内容について20分程度でざっと解説した。しかし、口語訳で表面上の理解ができていたせいか、畳み込むような説明でも生徒は消化できていたようだ。