「虚ろなまなざし」の授業

 9組での授業。全く、この3日間は毎日3種類の授業が続いた。しかも、9組と7組は3日連続で授業があったのだ。こちらの準備も間に合わないし、途中で台風はあるしで、3日間は大変だった。
 さて、その中にあってこの9組は要約文の作成に時間をかけた。その理由は、「分析する力」だけでなく「全体をまとめる力」を彼らに養わせたい、と思ったからだ。現代文が培うことのできる大切な力の一つが「まとめる力」である。それは要約という作業によって養うことができる。そして、おそらく卒業後、また社会に出て、この要約力、まとめる力は生徒にとって大きな武器になると思う。
 そんなことを、要約文を作成させた後で話して聞かせた。その後で、友人同士で作成した文章を交換し、相互評価をさせた。これまた大切な学習行為である。
 さて、そうは言っても残り時間数の乏しい現代文において、3時間も文章構成図作成・要約文作成に費やしたのは痛い。これからの展開が難しい。