夏季特編3日目

 今日も猛暑の中、朝の読書が始まり、SHRの後、特編3コマ連続を行った。本当にこの暑い中での3コマ連続はきつい。だんだん声が枯れてくるのが分かる。喉が弱くなったなぁ。以前はどんなに声を出しても枯れることはなく、かえってだんだん調子が出てきて、後になるほど少ない力で大きな声を出せたものだが。今もその傾向はあるけれど、終わった後に反動が出て、声が出しづらくなる。私のような仕事の場合、喉は生命線である。養生しないと。
 今日は昨日演習できなかった「つ」「ぬ」「たり」「り」の演習から始めた。「つ・ぬ」が強意になる場合、「たり・り」が存続になる場合の区別が分かったかな? そのあたりを特に注意して説明した。
 その後は、助動詞の西の横綱、「む・むず」である。何しろ6つの意味がある。私はある本による覚え方を使うために、意味を7つ取っている。その7つの意味を覚え、さらにその識別を理解し、そして実際に使えるようにならなければならない。説明をし、演習をさせる。
 もはやこれで今日の授業は時間切れ。本来は「らむ・けむ」も今日のプログラムに入っているのだが、助動詞の学習は急いでも仕方がない。じっくり、しっかり理解することを最優先し、「らむ・けむ」は明日に回す。幸い、今回教えているクラスは、普段古典を教えているクラスである。アフターフォローが自分でできるので、まあOKであろう。
 その後も、小論文指導、会議などが続く。その合間を縫って本日締切の仕事を終わらせる。いやはや、綱渡りの人生、である。