前期中間考査4日目

 昨日はオーラル・コミュニケーション、倫理の試験が、今日は生物と数学Iの試験が行われた。これにて前期中間考査は終了。4日間に渡る試験は、終わってみればあっけないものである。生徒はむろん大変だろうが、教員の方もこの期間は大変である。私は必死で採点に集中し、何とか現代文の採点を終えることができた。最近の私はどうも甘ちゃんである。採点基準がどうも緩くなる。もっと厳しく当たらないといけないかなぁ。
 2つの試験の後、学年集会が開かれた。本校では1年生向けに様々な国際交流の機会がある。アメリカ研修や中国研修などだ。もちろん希望者であり、しかも全員が行けるわけではないが、それでも私が高校生の頃に比べたら雲泥の差だ。ちなみに、これまで2回担任した時にもこれらの機会はなかった。ここ数年の大きな変化である。
 さらに東京OB訪問研修もある。また県内でも、校内でも、英語のスピーチコンテストがある。さらにJENESYS PROGRAMとかも大々的に行われるようになった。これは安部元総理の政策だったか……。まったく、あの方は、教育の分野にやたら手を出してしまった総理だったなぁ。教育の分野には行政は手を出さず、そっと見守っていていただきたい、という内田樹氏の見解に、私は賛成するのだがなぁ。
 というわけで、3年前にもなかった様々な交流の機会を説明するために、今日は学年集会を設けたわけである。私が司会をした。そんなつもりは最初は全くなかったのだが、5分前集合完了と呼びかけていたにもかかわらずになかなか集まらない生徒の姿を見ていると、次第にボルテージが上がってきて、ついつい厳しい態度で司会進行してしまった。本当はアットホームの雰囲気の中で、参加するのが楽しい!、という空気を醸し出して、後は自由にさせるというのが私の理想なのだが、今日はつい正反対のことをしてしまった。うーむ。反省である。
 さて、明日からは朝の読書の再開、そして授業である。どんな授業を展開しようか、いろいろ考えている。