「狐借虎威」の授業

 2組での授業。「狐借虎威」の音読をし、口語訳に入っていく。本来はもっと漢文の訓読や書き下し文の練習をさせるのだが、試験までの残り時間を考えるとそうも言っていられない。毎時間の始めに漢文訓読の小テストをするので、それで対応してもらおう。
 口語訳は生徒に隣同士ペアにさせ、片方が一文を音読し、相方が口語訳をする、という形で進めた。その方が少しは教室に風を通すことができそうだと思ったからだ。また、指名されることのストレスを少しは軽減できるだろう。生徒は、少しリラックスした感じで音読し、口語訳をしてくれた。
 口語訳はいきなり助字の説明をし、そして句法の説明へと移る。この「狐借虎威」は重要な句法がいくつも出てくる。最初に扱う漢文としてはなかなかヘビー級である。説明すべきことが多い。でも、教師が主体とならざるを得ない授業は、仕方がないとはいえ、面白くないなぁ。