残り時間が厳しくなってきた

 2組での授業。漢文訓読の練習である。しかし、この2組は他のクラスと違ってテストまでの残り時間が少ない。他のクラスはもう漢文訓読の練習を終えているのに、2組は今日はスタートである。さらに、その授業は耳鼻科検診のために半分つぶれてしまった。残りの30分ほどでとりあえず返り点の種類と説明をし、後は自分で学習させようとしたところでチャイムが鳴ってしまった。しかも、4限だったせいか、体育祭の影響がまだ残っているのか、このクラスの特徴か、居眠りをしている生徒が何人かいた。
 全く、漢文訓読などは説明を聞いているより、自分で練習してみた方がずっと理解が早い。それでも、ほとんど説明しなかった10組では、生徒が「分からない、分からない」と連発していた。ある程度詳しく説明をした8組では、さほど生徒は質問に来なかった。そう思って、この2組でも詳しめの説明をしたのだ。それが徒だったかなぁ。
 自分でやってみて、自分で何が分からないかにぶつかって、それを自分でもがいて解決する。その経験こそが「学び」そのものだと思う。あまり教えすぎると、せっかくの「もがき」の機会を奪ってしまうなぁ。
 明日も授業がある。明日で漢文訓読+書き下し文の説明は終わりである。解説はなるべく少なくして、できるだけ彼らに練習時間を提供しよう。