「好奇心」の授業

 9組と6組での授業。
 9組では、文章構成の分析もそろそろ大詰めである。まずは、前回の私との話し合いの中で出てきた、文章構成を考える際の基準となることについて、板書してまとめた。

 続いて、本文②・③の内容を、本文の表現からまとめさせ、また後文の内容を表す一文を抜き出させた。それらを生徒に指名して黒板に板書させ、それを見ながら私がまとめる、というお得意の手法を使う。

 一つ失敗をしてしまった。配布したプリントでは、本文②・③の内容を本文からまとめさせる、その解答は1文(もしくは2文)で完結した表現にならなければならない。そのことを強調しなかったので、生徒は本文の表現をそのまま抜き出したような解答を書いてしまった。本文①の作業を行った後では、当然そのように考えるだろうね。これは私の配慮が足りなかった。もちろん、プリントの指示を読めばそうではないことは分かるのだが、人間、そう簡単に作業の方向を切り替えられるものではない。
 生徒の解答は概ね満足できるものであった。そこで、足りない部分を補って解答例を作った。その後で、これらの内容をまとめていって、200字の要約文の作例を示し、必要なポイントを指摘して、これらが生徒自身の要約文にちゃんと含まれているかどうかを確認させた。
 やれやれ。長らくかかった構造分析もこれで終わり、である。次回は内容分析に入る。
 6組では、この構造分析の最初の部分を行う。2回目なので、少しは手際よくできるだろうか。