朝の読書6日目

 今日からは新しい段階に入った。今までは監督として副任が一緒にいて本を読んでいたが、今日からは監督はつかず、生徒だけで運営させることにしたのである。当面、副任数名に廊下で見回ってもらっているが、基本的には生徒が自分たちで声を掛け合い、本を読む、というスタイルである。
 だが、残念ながらあまりうまくなかったようだ。見回ってくださった副任の話では、私のクラスでは、授業関連の本を開いていたり、生活記録表を書いたりしていた生徒がいたそうである。ちゃんと見ていてくださった副任に感謝、である。と同時に、非常に残念だ。この生徒による運営が上手く行かないと、今回の朝の読書の企画がダメになる可能性がある。やはり、本来の「朝の読書」として、教員も一緒に読む、という形でなければダメなのだろうか。生徒の意識の高さに期待して自主管理を計画したが、まだまだ子どもである。自分を律することができず、つい目前の問題を排除しようとする。
 これは考え直しの必要があるかもしれない。まあ、もう一度しっかりと読書することを呼びかけて、最悪の場合、再び副任に監督をお願いするかもしれない。