中村雄二郎「好奇心」の授業

 9組での授業。まずは全文を音読する。
 その後、今日のテーマは「文章の構成を分析する」ことだと告げ、「構成の分析」と板書する。そして、文章構成の型、3段構成と4段構成を紹介し、それが「序破急」や「起承転結」と言われることを伝え、しかしそれは能や漢詩での形式であることを教える。評論の形式は「序論・本論・結論」である。そして、「序論」は筆者の問題提起の箇所、「本論」はその具体的な説明の箇所、「結論」は問題提起に対する筆者の意見の箇所、であることを伝える。そして、要約とはこの問題提起とそれに対する意見とをまとめれば基本は良いのだ、と伝える。
 その後、昨日の朝日新聞に載った、横浜国際高校3年の生徒の文章を配り、これの「問題提起」と「筆者の意見」の部分を探させ、それを用いて要約するという練習をさせる。途中で4人ずつのグループにし、お互いの考えを交流させた。
 その後で、先日配っていた「好奇心」の構成分析プリントを出させて、宿題としていた箇所についてグループ内で意見交換をしながらまとめさせた。
 最初としてはまずいい滑り出しかな。グループ作業ができて、まずは良かった。